地区内での速度抑制を促すことにより、対車両および対歩行者の安全確保を図る。また、抜道として利用する地区内通行車両に起因する渋滞により発生する排気ガスを抑えるため、車両の流入規制行う。
- 取組実施組織・団体 TDM推進委員会
- 社会実験の有無 導入予定あり
- 取り組み地域の課題
- 地区の外周に位置する県道54号(相模原愛川)で朝夕に渋滞が発生する際、抜け道として地区内道路へ流入する一般車両が多い。
- 地区内には歩道の無い道路や通学路も多く、流入車両により危険な状況であり、H15.10〜H16.9の1年間で、死亡事故が1件、人身事故が16件発生している。
- 外周道路が渋滞していることにより、地区の出口を起点に地区内にも渋滞が発生しており、地区内を運行している路線バスの定時性に悪影響を与えているとともに、排気ガスの充満により環境面でも問題が多い。
- 取り組み内容
- 路側帯や交差点のカラー舗装化、イメージハンプによる速度抑制
- 時間帯を設定した地区内への流入規制
- 地区登録までの取り組み状況
- 市民公募により参加者を募り、平成15年10月より平成17年2月まで「ワークショップ」を9回開催。
- 課題整理(「みち歩き体験ツアー」を行い課題を整理)、目標設定(「スムーズ、安全、環境、便利」)、施策の抽出(「地域でできること」、「みんなの協力が必要なもの」を抽出)、施策の整理(抽出した施策について、協力が必要な関係機関(警察、バス事業者、県道管理者など)へヒアリング調査を行い、実現性を確認)、住民アンケート調査(住民の行動パターンや施策への協力意識を確認するために、地区内外で15,000世帯を対象にアンケートを実施)を実施。
- 平成15年度より行ってきた「ワークショップ」とは別に、平成16年度より国土交通省や神奈川県警察、バス事業者、県道管理者などで組織する「TDM推進委員会」を設置して、「ワークショップ」と連携を図りながら施策の抽出、絞込みを行ってきた。
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