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- 幼児や高齢者及び車椅子と介助者等が車から安全かつ安心して歩行できる道をめざす。
- 小・中・高校の通学路を、傘をさしながら、安全かつ安心して歩行できる道をめざす。
- 電線や電柱によって塞がれた現状から、明るい空を取り戻すことをめざす。
- 車両通行による沿道への騒音や振動を低減することをめざす。
- 災害時での防災避難路として機能できる道をめざす。
- 取組実施組織・団体 国分寺高校東通り周辺地区交通安全まちづくり協議会、国分寺
市(道路管理課・都市計画課)、国分寺高校、共益新町自治会など
- 社会実験の有無 平成18年10月1日〜平成19年1月31日に実施
- 取り組む地域の課題
問題とされる国分寺高校東通りは、認定幅員3.64mという狭隘道路で住宅地を通る一方通行の生活道路であるが、市内を通る南北方向の抜け道
(府中街道等の抜け道)として利用されている。そのため、平日朝のピーク時には500台/時以上の大量な自動車交通が時速20qを大きく超過して運行して
おり、歩行者や自転車利用者にとって極めて危険な道路となっている。
特に、この道路は高校に隣接しているとともに、通学路にも指定されており、子供や高齢者にとって問題は深刻である。また、住宅地での大量の交通量に伴う
騒音や振動等の環境上の問題もある。
- 取り組み内容
- 通過交通の速度抑制(ハンプ、狭さく、ポール設置、横断歩道設置など)
- 安全な歩行空間の確保拡大(歩道空間の拡大、車線幅の縮小など)
- 抜け道利用者への自覚を促すキャンペーン
- 高校東通り以外のゾーン内道路への交通負荷の低減(交差部での点滅鋲など)
- 電柱の移設や地中化の検討
- 舗装改良等による低騒音化・低振動化の推進
- 沿道敷地の塀などの景観改善
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- 実施体制と活動内容
- < 実施体制 >
国分寺市まちづくり条例にもとづく「国分寺高校東通り周辺地区交通安全まちづくり協議会」を編成。「くらしのみちゾーン」事業を活用して、協議会、国分
寺市、小金井警察署との連携により交通環境改善に取り組む。
- < 活動内容 >
(国分寺市、小金井警察、住民との協働的な活動)
- 高校東通りの交通事故調査(平成12〜14年)
- 高校東通り自動車交通量調査(平成14年、17年)
- ゼブラマークによる影響調査(平成16年)
- 市との協議で国分寺高校東通り周辺地区交通安全まちづくり協議会発足(平成
18年)
- 国分寺市まちづくり条例にもとづきまちづくり専門家派遣(平成18年)
(地域住民による活動)
- 高校東通り対策アンケート調査
- 国分寺市、小金井警察との懇談会(平成14年〜)
- 高校東通りの安全確保に関する市への陳情(平成15年)
- 高校東通り対策協議会の発足(平成17年)
(その他)
- NHKクローズアップ現代において地区の現状が放映(平成18年1月)
- 取り組みの熟度
平成12年頃から交通環境改善について、地域住民・市・警察間で協議が繰り返されてきている。それらの経緯を踏まえて、平成17年7月共益新町
自治会内に「高校東通り対策協議会」が設置され、地域住民間での協議による合意形成をはかりつつ「通行車両の速度抑制等」をめざした本格的な活動がはじま
る。
平成17年から国分寺市まちづくり条例が施行され、この条例に基づく「協働による地区まちづくり」の位置づけによって、この地区での交通安全まちづくり
が進められることとなる。この件については、平成17年8月から市と協議会との間で協議が繰り返されてきている。
平成17年12月、国分寺市まちづくり条例に基づく活動とするために、地域では対策協議会の名称変更を行い、「国分寺高校東通り周辺地区交通安全まちづ
くり協議会」として再編される。その後、地域から国分寺市に公式に申請がだされ、平成18年2月、国分寺市長から前記協議会が認定される。
平成18年に入り、急ピッチで準備が進み、新たな協議会が発足するとともに、小金井警察との協議もなされ、「くらしのみちゾーン」及び「社会実験」申請
検討が進んだ。なお、国分寺まちづくり条例に基づき、まちづくり協議会支援がなされ、地域に専門家派遣などもなされている。また、平成18年1月、NHK
の「クローズアップ現代」で、対象地区の現状が紹介され、まちづくりの機運は高まっている。
- スケジュール
- 実施計画策定 :平成17年度後半〜19年度後半
- 着手・実施 :平成20年度
- 成果とりまとめ:平成20年度後半〜21年度後半
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