- 歩道の安全性の向上、無電柱化、自動車の流入・速度の抑制、歴史的な建造物やその時代の風景に調和した道路修景整備
- 住む人も訪れる人も、親しみの持てる街の創出、昔ながらの温泉場の風景の保存及び創出
- 取組実施組織・団体 伊東市松川周辺地区くらしのみちゾーン整備推進協議会(案)
−協議会構成員:国土交通省沼津河川国道事務所、静岡県熱海土木事務所、静岡県伊東警察署、伊東市(道路管理部局・観光部局)、伊東市交通安全推進協議会
代表他、地区内自治会代表、松川周辺地区まちづくり推進協議会、伊東市(都市計画課)
- 社会実験の有無 導入予定なし
- 取り組む地域の課題
計画区域内に、国道135号(旧道)と市道南口線の二つの幹線道路が南北方向に縦断しており、通過車両も多い地域である。そして、
国道135号(旧道)にいたっては、歩道幅員も狭く歩行者にとって安全とは言えない道路である。
また、伊東市は、伊豆半島でも有数の湯出量を誇る湯治場であり、また年間約7百万人の観光客が訪れる観光立市でもある。しかし、市内観光の回遊ルートの
確立や、それに伴う安全施設等の整備が遅れているため、車に気兼ねなく散策できる道路は、限られているのが現状である。
- 取り組み内容
- 電線類地中化、一方通行化、コミュニティ道路化、自動車の流入・速度の抑制施設の設置
(ハンプ、狭さく)、歩道・車道の石畳化、街路樹及び草花の植栽、歩道照明施設の整備、その他ファニチャー及び修景施設の整備
- 実施体制と活動内容
- < 実施体制 >
これまでの「松川周辺地区まちづくり推進協議会」を中心とし、交通管理者、道路管理者、施設管理者、地区関係者により構成される「伊東市松川周辺地区く
らしのみちゾーン整備推進協議会(案)」を発足させ、整備推進計画を策定する。
- < 活動内容 >
「松川周辺地区まちづくり推進協議会」におけるこれまでの活動概要−総会の開催(3回)、部会会議(全体部会2回、東海館街並み整備部会(27回)な
ど)、実践活動成果(旧松原交番建物の保存・活用要望、松川通り通行規制実験など)、活動発表会等への参加(4回)、まちあるき調査(3回)
今後は「伊東市松川周辺地区くらしのみちゾーン整備推進協議会(案)」を発足させ、伊東市松川周辺地区における「くらしのみちゾーン整備」を推進するに
あたり、整備内容、事業手順などに関し、道路管理・交通管理・利用者などの観点で、さらに具体的な伊東市松川周辺地区くらしのみちゾーン整備推進計画を策
定する。
- 取り組みの熟度
「松川周辺地区まちづくり推進協議会」において、これまで、総会(3回)、部会会議(全体部会2回)、東海館街並み整備部会(27回)、松川・
唐人川にまじわる通りに人の集まる部会(29回)を行っている。その中で、伊東温泉観光・文化施設『東海館』前に位置する松川通りの修景計画立案に際し、
一番の問題点と考えられる"通り抜け車両"対策の一つとして、道路上に視覚変化を加える方法(カラー路側帯設置)による通行規制実験を警察及び地域住民と
の協力体制のもと、会員による費用負担により試みている。また、伊東温泉観光・文化施設『東海館』の来館者の動きを多角的に捉え、観光動態の傾向を把握す
ることにより、この地域の今後の街並み整備や商店街のこれからの方向性を探るため、『東海館』への来館者を対象とした観光動態アンケート調査を地元高校生
の協力により実施している。これ以外にも、上記の活動内容に示した活動を松川周辺地区まちづくり推進協議会を中心とした関係者により実施しており、今回実
施する取組の熟度は高まっている。
- スケジュール
- 実施計画策定 :平成18年度〜19年度
- 着手・実施 :平成20年度〜21年度
- 成果とりまとめ :平成22年度
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