国土交通省
 国土交通省独立行政法人評価委員会建築研究所分科会
 (第5回)議事要旨

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<連絡先>
大臣官房技術調査課

(内線22325)

電話:03-5253-8111(代表)

 

  1. 日時
     平成16年7月23日(金)14:00〜17:00

  2. 場所
     砂防会館 別館3階 六甲

  3. 出席者
     岡田分科会長、後委員、小林委員、嶌委員、高木委員、菅原委員

  4. 議題
    • 平成15年度業務実績評価について
    • 平成15年度財務諸表について
    • 独立行政法人建築研究所役員退職手当支給規程の改正について
    • 中期目標期間の終了に伴う独立行政法人の見直しについて

  5. 議事概要
     1 平成15年度業務実績評価について
    • 自己評価において最高点の3ではない点数をつけている場合には、それができなかった組織的な総括をするべきである。
    • 非常に頑張っているのはわかるが、評価のための評価ではなく、評価自体をもう少し効率的にする余地があるように思う。評価は、研究成果がきちんと上がるという最終目的のための手段である。
    • ペーパーレスについては、もっと基本的な問題として、辞書を引くのか画面を開いて読むのかということの違いというのを論議しないで進めるというのは、危険な部分もあるのではないか。
    • 派遣社員への依存度がだんだん強くなって、本質的なところがだんだんだんだん弱くなってきているということが企業にも起こっている。本社が考えているモラルとか精神がアウトソースしている会社にまで伝わらないという問題が出てくる。
    • 一般管理費の抑制について、3%という数字は民間からすると常識的ではなく、もうちょっと大きい目標を掲げられないか。
    • データによっては経年比較ができないものがあったので、考慮していただきたい。
    • 実験装置については、どこにでもあるものもあれば、全国に1つしかないというものもある。例えば世の中全体のニーズが低いけど、日本で1つぐらいは建研になければいけないという装置もあるはず。将来は区別したほうがいいかもしれない。
    • 建研というのは、よそに会社にない実験装置をいっぱい持っている。今使っていなくても、これから必要になるとか、比較のために必要だというよう実験装置を持っている。ただ、諸外国の研究所と比べると実験装置が整理されていないという感じがするので、専門の係官がいてもいいと思う。
    • 研究開発の基本方針を論じるにあたっては、本当はこういうところも研究したいが、今はセクションや研究者がいなくて十分できない、あるいは、本来は研究所が担うべき役割なんだけど、そこに対応できないというような議論も少しはあってもいい。
    • 科学技術基本計画等の政府の方針に、建研のやりたいことが入っていないようなので、取り上げてもらうようにしてもらえば、自分たちのやりたいものが国の方針にも上がってきて、また予算もついてと、いい方向に流れていくだろう。
    • 建物の防犯性が要求としてある。それは建物のハードでやるべき話ではないかもしれないが、欠陥だと言うような消費者もいるので、取り上げてみたらどうか。品格法の性能項目なんかにも入れてくれというようなことも言われてきている。
    • 今、ヒートアイランド現象については、テレビだとか雑誌や新聞でいろいろ言われているけれども、どれがほんとうかよくわからない。気候学者等と共同研究することによって解明できないか。生活実感に基づいたことをやることが、国民に対して親切な問題提起だと思う。
    • 建研は書く中身をいっぱい持っているのだから、シンポジウムを1つ減らしてでも、論文を3つぐらい書いてもらったほうがいいのかもしれない。

     2 平成15年度財務諸表について

    • 財務資料を分析し、法人の今後の戦略に使う等、内部の意思決定で使えるので、管理会計的に使ってはどうか。

     3 独立行政法人土木研究所役員退職手当支給規程の改正について

    • 意見なし

     4 中期目標期間の終了に伴う独立行政法人の見直しについて

    • 今日の意見・評価を踏まえれば、我々としては整理縮小しろとも、民営化しろとも申していない。
    • 建研には、自分たちが研究をするという役割もあるが、いろんな研究所、大学をオーガナイズするという役割もあるのではないか。今後コスト的に削減しなければいけないという事態になれば、そういう発想はますます必要になり、しなければいけないことを、自分たちがやるのではなく、ほかのノウハウや知恵を使って、安くきちんとオーガナイズするかという役割が今後期待されていると思っている。

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