- 日時:平成15年8月5日(火)13:30〜18:00
場所:中央合同庁舎3号館4階 国土交通省特別会議室
出席者:別紙のとおり
議題
議題:財務諸表についての意見聴取
業務実績評価
役員退職手当規定の改定について
議事概要
主な議事の要旨は以下のとおり
.財務諸表についての意見聴取
委員から以下のような質問があった。
- 損益計算書で、国返却予定機器費の内容は何か。
- 行政サービス実施コスト計算書で、引当外退職手当増加見積額は、当年度の期末要支給額と、前年度の規定に基づく期末要支給額の差額を計算したものであるか。
- 決算報告書では、決算ベースで受託研究が予算よりも増えているが、増加した分は、外部委託にほとんど出したのか。
財務諸表については特段意見なしということで取りまとめられた。
.業務実績評価
委員から以下のような質問及び意見が出された。
○業務運営評価
- 自己評価委員会の外部委員は、あまり特定の大学に偏らないほうが良いのではないか。
- 自己評価委員会の外部委員は、研究所が地域性をうたっているので必ずしも偏っているというわけではないが、将来的には少し入れ替えがあると考える。
- 評価に当たっては、全て短期間で成果を求めるのではなく、長期間で成果をあげるような基礎研究もあるので、画一的な評価にならないように注意すべきである。
- 国全体で、特に河川系の研究で大型実験が減っている。新しいことはコンピューターではなかなか見出せない。
- 研究所には大型実験施設もあるので、大型実験を積極的に進めていくことが期待される。
- バイオガスプラントの研究について、農林水産省からの意見にも「社会的関心も高いことから、法人内外の関連研究との連携をさらに密にしつつ」とあり、水質保全効果という観点から、関係する研究室と連携して網走湖の水質問題などへの成果の適用を考えて欲しい。
- 研究員の海外派遣について、中期計画では北方圏域を中心にとされているのに、どうしてフロリダ州立大学なのか。
- 論文の発表などについて、受賞の件数、博士号の取得者数の比率などを評価の参考にしてはどうか。
- 特許出願について、取得に関するインセンティブの付与はどのように取り組まれているのか。
- 既存の論文の英訳を含め、英語論文のホームページでの公開が期待される。
- 競争的資金について、研究室の数に対して応募の数が少ない。もっと努力するべき。また、学会での発表も、研究課題のPRとなり、ひいては競争的資金の獲得にも寄与する。
- 競争的資金について、獲得を各研究室、あるいは個人に任せるのではなく、組織として競争的資金の情報を追っていくことが大事ではないか。
- 競争的資金について、例えば日本学術振興会の特別研究員1名を受け入れているが、これも外部資金を獲得したと言える。
- 研究者が学位を取るという方向性で、社会人ドクターに積極的に出すということもあってよい。
- 自主改善努力について、トイレの局部修繕は、民間では当たり前である。
- 自主改善努力について、受賞がたくさんあったことを加えても良いと考える。
- 研究内容について、一般の人々の目に触れる機会が少ないが、税金を投入している以上広く一般的に研究所の活動を知ってもらうことが必要。このことを確認する上でも、研究所の知名度について調査をしてはどうか。
業務運営評価については、『順調』であると評価され、自主改善努力評価については『相当程度の努力が認められる。』とされた。
.役員退職手当規定の改定について
委員から以下のような質問があった。
- 国家公務員から役員として出向し、国家公務員に復帰しない場合退職金は支払われるのか。
役員退職手当規程の改定については特段の意見は無かった。
別紙
第6回国土交通省独立行政法人評価委員会北海道開発土木研究所分科会出席者
委員 |
五十嵐日出夫 |
北海道大学名誉教授 (分科会長) |
〃 |
会田一雄 |
慶應義塾大学総合政策学部教授 |
〃 |
田村喜子 |
作家 |
臨時委員 |
佐伯浩 |
北海道大学副学長・高等教育機能開発総合センター長・工学研究科教授 |
〃 |
長澤徹明 |
北海道大学大学院農学研究科教授 |
〃 |
山田正 |
中央大学理工学部教授 |
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