国土交通省
 第1回国土審議会土地政策分科会
 不動産鑑定評価部会議事概要

ラインBack to Home

 

 6月1日の第1回国土審議会土地政策分科会において不動産鑑定評価部会の設置が決定されたことを受け、本日午前10時より、国土交通省土地・水資源局会議室において、第1回不動産鑑定評価部会が開催された。
 議事の要旨は以下のとおり。

  1. 部会長互選

     委員の互選により、緒方瑞穂委員が部会長に選任された。また、部会長により、前川俊一委員が部会長代理に指名された。

  2. 審議の概要

    • 現行の不動産鑑定評価基準について事務局より説明し、基準の在り方について各委員から意見等が出された。主なものは以下のとおり。
      • 鑑定評価上の特定価格の概念と、市場で実際に成立する価格との関係を明確化することが必要。
      • 収益価格の算出には、将来のキャッシュフローや割引率の予測が入っており、手法を精緻化するにあたっては、鑑定士の責任のあり方にも留意して議論していくべき。
      • 実際の不動産取引の行なわれる市場の特性や市場参加者の行動をシュミレートした評価が行われるように基準を見直すべき。
      • 鑑定評価の精度の向上のためにも、取引事例データの一層の開示が不可欠。官民あげて、データ整備に取り組む必要がある。

    • 今後の調査審議の進め方について、以下のとおり決定された。
      • 今後、約月1回のペースで部会を開催し、調査審議を進める。
      • 次回の部会では、不動産鑑定評価基準の改定に向けた主要な論点を整理する。
      • 不動産鑑定評価基準改定の骨子案がまとまった段階で、パブリックコメントを実施する。
      • 3月中を目途に、不動産鑑定評価基準の在り方についての最終報告をとりまとめる。

不動産鑑定評価部会委員名簿


戻る
ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Ministry of Land, Infrastructure and Transport