国土審議会中国地方開発特別委員会企画部会(第3回)
議事概要
企画部会では、新しい中国地方開発促進計画で取り上げるべき課題と2010年に向けた開発・発展のための基本的方向について議論し、以下のような意見が出された。
- 中国地方は都市が適度な間隔で配置されており、周辺の中山間地を含めた都市圏同士の連携が重要である。特に四国地方を含め国土軸同士を南北に結ぶ循環型の地域連携軸の形成を図る必要がある。
- 域外との交流について強調すべきである。境界地域ではインターブロック交流も活発化し、ブロックを越えた都市圏が形成されつつある。
- 中国地方の中山間地域の過疎化・高齢化は都会の人が思っている以上のスピードで進行しており、早急な対策が必要である。農林水産業などの産業基盤が地域に残っていくような具体的な対応策を打ち出すべきである。
- 国際的競争の影響を大きく受けている中国地方の製造業については、国際分業の観点から何を残していくのかという視点、規制緩和の視点を踏まえた対応が必要である。
- 生活環境・文化・基幹交通など地域によって住民のニーズは異なる。住民の声に応えたハード・ソフト両面にわたる多様な施策を計画に盛り込むべきである。
なお、本日までの3回の企画部会の意見を集約して、春頃開催予定の特別委員会に報告することとされた。
問合せ先:問合せ先:国土庁地方振興局総務課 (係長)大庭
(電話)03-5510-8051 (FAX)03-3501-7368