国土審議会四国地方開発特別委員会企画部会(第3回)
議事概要
企画部会においては、新しい四国地方開発促進計画で取り上げるべき内容について議論をした。
主な意見は以下のとおりである。
- 四国に大都市がなく中枢機能が弱いために、域外に機能を依存し人口の流出を招く原因となっていると言われているが、どのような中枢機能をどこに整備するのか、計画では整理して書き込むべきである。
- 中山間地の活性化策について、国で議論される時は、いつも「都市の住民が出かけるというような場所」という位置付けとなっているが、中山間地の住民も都会と同じような感性を持ち、同じような文化的ニーズを求めているという意識で対策を考えて具体的なイメージが沸くものにするべきである。
- 全総計画(「計画部会調査検討報告」等)でも色々な施策が打ち出されているが、四国の計画では、全総計画の具体化ではなく、全総の中身を引っ張るような先進的な具体策を打ち出すべきである。全総の考え方を受けたものでは、四国の後進性はなかなか改善していかない。
- 「交流と連携」というのは四国での計画においてもキーワードになるが、特に県境を超えた、四国全体で取り組めるプロジェクトを具体的に盛り込んでいくべきである。
- 四国地方全体の特徴を生かした(気候の温暖性、路面電車の活用など街づくり、高齢化が進んでいる、など)他の地方とは違った内容にしていくべきである。
なお、本日までの3回の企画部会の意見を集約して、来春開催予定の特別委員会に報告することとされた。
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