臨時大深度地下利用調査会(第9回)
議事要旨
日時:平成10年2月13日(金)10:00〜12:00
場所:三田共用会議所第三特別会議室 |
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- 開会
- 技術・安全・環境部会のこれまでの審議状況について
中間報告(H9.6)以降の技術・安全・環境部会においてなされた、@大深度地下の適正かつ計画的な利用のための体系、A大深度地下の定義の精緻化、B高層建築物等により大荷重が作用している大深度地下の利用可能性、C大深度地下利用に当たっての建設コスト、D中間とりまとめにおける環境対策の基本的な考え方についての追加検討の審議状況について今田部会長代理及び事務局より報告があった。
<意見>
- 大深度地下利用は、今までの事業と質的に異なることから事業を円滑に推進するためには環境影響評価を実施する方が望ましい。しかしながら、環境影響評価法の側での対応が現時点で難しいのであれば、さしあたっては、運用面として事業者がアセスメントを実施することとし、将来乱開発が生じそうになった時点で対応することが望まれる。
- 制度として早期に具体化できるよう、答申の内容を決めるべき
- 建設コストについて、社会資本を整備する際は費用対効果を考慮すべきことも、触れるべきである。
- 法制部会のこれまでの審議状況について
中間報告(H9.6)以降の法制部会においてなされた、@補償(既存物件への補償を含む)の手続のあり方、A損害賠償責任制度のあり方、B大深度地下における開発規制のあり方、C大深度地下利用制度と他の公共公益性を有する事業や土地収用制度との関係、D使用権取得に関する手続の詳細等について藤田部会長及び事務局より報告があった。
<意見>
- 事業の一部分が大深度地下で施行されるような場合についてまで、大深度地下利用制度を使うことを義務とするのは、合理的でない場合があるので、このような場合には例外的な扱いにするなどの配慮が必要である。
- 今後の審議スケジュールについて
事務局より、今後5月から6月頃に答申を頂きたいとの審議スケジュールについて説明がなされ、了承された。
- 閉会
問い合わせ先 国土庁大都市圏整備局計画課大深度地下利用企画室
(室長)真鍋、(課長補佐)岩月、佐藤
(電話)03-5510-8046 (fax)03-3501-6534