臨時大深度地下利用調査会 技術・安全・環境部会(第8回)
議事概要
日時:平成9年4月16日(水)15:00 〜
場所:通産省別館833会議室
開会
伊藤信義委員が退かれ田村肇氏が専門委員として新任された旨の報告が、部会長より行われた。
技術・安全・環境部会中間報告について
中間報告の内容について審議が行われた。
技術分野
大都市地域の地盤構造や地下水状況のもとで、現在利用されている地表、浅深度地下の高度な利用に影響が及ぼすことなく、より深い地下空間に施設を建設することが構造及び施工技術的に可能であるかについての検討結果のとりまとめ案について審議が行われた。
安全分野
大深度地下施設における災害発生時のような非常時を想定した安全の確保と、平常時の快適な内部環境の維持に関する対策の方向性等についての検討結果のとりまとめ案について審議が行われた。
環境分野
大深度地下利用に伴い発生する可能性がある環境影響を広範に取り上げた上で整理し、環境影響を抑制・低減するための基本的な考え方についての検討結果のとりまとめ案について審議が行われた。
大深度地下の定義の精緻化
大深度地下の定義の精緻化についての検討結果のとりまとめ案について審議が行われた。
その他
次回は、5月14日、15時より開催し、引き続き中間報告の内容について審議する旨了承された。
閉会
<意見>
中間報告における課題を大深度地下に特有であるものを対象に絞るか、事業の用途等によるものを含めるかについて整理することが必要。
大深度地下利用に当たっては、早い段階から調査、検討を行う姿勢が求められるのではないか。
内部環境の維持についての対応の中には、災害時の安全の確保にも効用を発揮するものもある。
火災対策としては、発生後だけでなく発生防止の対策の重要性も述べるべき。
利用しやすい大深度地下施設とするためには、利用者が外部と自由に通信等の連絡が出来るようにすることも考えてはどうか。
とりまとめに当たっては、一般の国民にとって分かりにくい専門用語を可能な限り平易で分かりやすい表現とするべき。
開会
開会冒頭に、会長指名により菅原進一委員が技術・安全・環境部会に出席する委員に指名された旨の説明が、部会長より行われた。
問合せ先:国土庁大都市圏整備局計画課大深度地下利用企画室
(室長)真鍋、(課長補佐)大槻
(電話)03-5510-8046 (FAX)03-3501-6534