臨時大深度地下利用調査会 技術・安全・環境部会(第9回)
日時:平成9年5月14日(金)15:00〜
場所:通産省別館833会議室
開会
技術・安全・環境部会中間報告について
中間報告の内容について審議が行われ、概ね了承された。
技術分野
現行の施工方法を適切に用いることで、深さ100m程度までの空間を掘削することが可能であると考えられる。
安全分野
火災が最も懸念される災害であるが、これまでの長大トンネルや超高層ビルの安全対策の考え方を応用することで対応は可能となると考えられる。
地震対策については、構造的な耐震性の確保は地表に比べて容易と考えられる。
環境分野
地下水、地盤変位、水質等に関する対策を確実に実施することで、環境影響を低減させていくことが重要である。
大深度地下の定義
大都市地域において、ア)建築物の地下室が存する深さに、干渉を避けるための離隔距離を加えた深さ、または、イ)高層ビルに相当する荷重を支持できる地層上面の深さに離隔距離を加えた深さ のうち深い方より下の空間を大深度地下と考えることが妥当とされた。
その他
技術・安全・環境部会中間報告については、法制部会中間報告と合わせて、臨時大深度地下利用調査会において報告され、調査会でとりまとめた上で公表される旨、部会長より説明があった。
閉会
問合せ先:国土庁大都市圏整備局計画課大深度地下利用企画室
(室長)真鍋、(課長補佐)大槻
(電話)03-5510-8046 (FAX)03-3501-6534