臨時大深度地下利用調査会 技術・安全・環境部会(第12回)
議事要旨
日時:平成9年11月25日(火)14:00 〜
場所:通商産業省別館905会議室 |
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- 開会
- 大深度地下の適正かつ計画的な利用のための体系について
大深度地下を適正かつ合理的に利用していくため、大深度地下の計画的な利用の基本理念、目的、計画的な利用のための体系について資料説明が行われ、これをもとに、議論が行われた。
【部会での主な意見】
<基本理念と計画的な利用の目的>
- 社会資本整備は 50〜100年先を考えに入れることを基本理念とした方が、大深度地下空間の特性に合致すると思う。この期間と、具体的な事業間の調整において見通せる年次とは分けて考えた方が良い。
- 土地一般について公共の福祉が優先することが規定されているが、大深度地下については、地上より優先される程度が強いと考えられるのではないか。
<想定する年次>
- 計画的に利用するため、調整していく事業については、15〜20年程度先のものを想定するのが限度だとは思うが、姿勢としてはできる限り長期を見通すということで年限を明示しない方が適当であろう。
<計画的な利用を図るための制度の体系>
- 大深度地下利用に当たって、施設の即地的な計画を決定する際には、分かり易いようにできるだけ立体的に位置を表すことが重要。
<その他>
- 情報公開の動きを踏まえれば、大深度地下はどのように利用されるのか、大深度地下も生活空間の一部であること等について、早い段階から広く国民一般に情報を提供することが有効なので、効果的な情報の提供方法も考えた方が良い。
- 安全な施設であることが大前提ではあるが、計画的な利用を考えるに当たっても、安全の確保の視点が重要である旨を明示した方が良い。
- 現行の都市計画手続きにおける環境影響評価や新しい環境影響評価法でも、早い段階からの環境影響への配慮を目指しているので、計画的な利用のあり方を取りまとめる際には、これらにも配慮して欲しい。
- その他
次回の技術・安全・環境部会は、12月15日(月) 14:00から、通商産業省別館第901会議室で開催される。
- 閉会
問い合わせ先 国土庁大都市圏整備局計画課大深度地下利用企画室
(室長)真鍋、(課長補佐)大槻
(電話)03-5510-8046 (fax)03-3501-6534