１．諮問事項
２．諮問理由
また、昨年12月の気候変動枠組条約第３回締約国会議（ＣＯＰ３）において合意されたとおり、地球温暖化防止のためのＣＯ2の排出抑制が重要な課題となっている。特に、わが国のＣＯ2排出量の２割弱を占め、今後とも大幅な伸びが見込まれている自動車交通部門における排出抑制対策の策定が、窒素酸化物等による大気汚染の防止対策とともに緊急の課題となっている。このため、自動車の単体対策のみならず、環境への負荷の少ない自動車交通システムの構築など各種の施策を組み合わせつつ対策を緊急に講じていくことが必要である。
さらに、各種技術の進歩、自動車使用者の負担軽減等の観点を踏まえ、検査・整備制度の見直しの検討が求められている。
このような情勢に鑑み、今般運輸技術審議会に対して諮問を行い、広範な分野にわたるこれら諸施策のあり方について、各界の有識者による多角的かつ総合的な検討を行うことが必要である。
| (1)自動車交通に係る安全対策のあり方 | |
| (i) | 安全性の高い「クルマ」づくりの推進方策、普及促進方策等 |
| (ii) | 事業用自動車の事故防止対策 |
| (iii) | その他最近の事故増加や重大事故の状況等の事故分析に基づく安全対策 |
| 安全小委で審議
「安全小委員会」名簿 |
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| (2)自動車交通に係る環境対策のあり方 | |
| (i) | 低公害・低燃費な「クルマ」づくりの推進方策、普及促進方策等 |
| (ii) | 自動車のリサイクルのあり方 |
| (3)安全と環境に配慮した自動車交通のあり方 | |
| 公共交通の利用促進、貨物輸送の効率化、ＩＴＳ等新技術の活用等を踏まえ、安全と環境に配慮した自動車交通のあり方及びその推進方策 | |
| 環境・交通小委で審議
「環境・交通システム小委員会」名簿 |
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| (4)自動車技術の進歩等に対応した自動車の検査・整備制度等のあり方 | |
| 検査･整備小委で審議
「検査・整備小委員会」名簿 |
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４．審議方法及びスケジュール運輸技術審議会自動車部会の下に、テーマごとの「小委員会」を設置して審議する。
「小委員会」は、安全小委員会、環境・交通システム小委員会及び検査・整備小委員会とする。
(2)スケジュール
諮 問：平成１０年６月１６日
第一次答申：平成１０年１２月１０日(検査・整備小委員会関係)
最終答申：平成１１年春頃を目途
