以上の諸方策は、自動車産業の多国籍化が益々進展していく中で、今後における自動車の基準及び認証等の制度について基本的考え方を示す指針といえるものである。 この指針を着実に実施していくためには、行政のみならず、自動車メーカー、自動車部品メーカー、自動車整備・販売事業者等の関係者が協力、協調しながら諸対策を推し進める必要があり、また、時代の流れに対応した見直し等を逐次行いながら、国際社会への対応と貢献を図っていく必要がある。
参考資料 1:自動車の国際基準調和と相互承認制度をめぐる世界の動向 2:国連欧州経済委員会1958年協定の概要 3:運輸技術審議会自動車部会委員名簿 4:諮問第21号