昨今、鉄
道、バスの公共交通事業者を中心として交通系IC乗車券等が全国的に相当程度導入されております。また、アジア各国においても同様に導入が進んでいること
から、我が国との交流が盛んなアジアにおいて、IC乗車券等の相互利用化等を推進することにより、公共交通機関のさらなる利便性の向上が図られるだけでな
く、各国間の人的交流を促すことが期待されております。
また、平成
19年5月に国土交通省において策定しました「国土交通分野イノベーション推進大綱」や、同年6月に閣議決定された長期戦略指針「イノベーション25」の
中で本取組を推進することとしている等、政府全体としても積極的に取組むべき課題としております。また、同年6月には、日中韓観光大臣会合において「日中
韓の観光交流・協力の促進に関する青島宣言」が採択され、本取組を推進していくことが謳われております。
そこで、国
土交通省としましては、これらの取組を達成するために、国内外を問わず、広範な関係者による検討委員会を設置し、具体的なIC乗車券等の国際相互利用に向
けた方策の検討、社会実験を行うこととしました。
以下では、
検討委員会における議事概要を順次公表致します。
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