平成10年6月2日 建設省
平成9年12月に政府全体を対象とした「行政情報化推進基本計画」の改定が行われたこと等を受けて、建設省の情報政策推進委員会(委員長
事務次官)は、平成10年5月28日に「建設省行政情報化推進計画」を改定した。
建設省としては、平成10年度を初年度とする新しい「建設省行政情報化推進計画」に基づき、行政サービスの質的向上や行政運営の簡素化・効率化等を含め建設行政の情報化を総合的・計画的に進めることとしている。 その概要は以下のとおり。(計画本文は、別添のとおり。) |
1 計画策定の意義等
○ | 「建設省行政情報化推進計画」は、行政情報化を取り巻く諸情勢の変化に対応し、従来の行政情報化推進基本計画を全面的に見直し、改定した「行政情報化推進基本計画の改定について」(平成9年12月20日閣議決定)を踏まえて改定する、建設省としての省庁別計画。 |
○ | 今後の建設行政の各分野における行政の情報化を総合的・計画的に推進し、公共事業をはじめとする建設行政の効率化・透明性を確保するとともに、行政サービスの質的向上や国民負担の軽減等を図ることが目的。 |
○ | 建設省の全機関(本省、地方建設局等)を対象とし、平成10年度を初年度とする5か年計画。 |
2 建設行政の情報化の推進に関する基本方針及び施策
(1) | 社会の情報化の進展に対応した建設行政の情報化を推進することにより、行政サービスの質的向上等を図る。 |
(2) | 情報通信技術の活用により、建設行政の簡素化・効率化及び行政運営の高度化を図る。 |
(3) 建設行政の情報化を推進するための基盤整備を行う。 ○ 情報通信基盤を整備する。 |
○ | 情報システムの効率的で高度な開発、運用等を図るとともに、効果的かつ適切な安全確保策、コンピュータの西暦2000年問題への対応等を講じる。また、定期的にシステム評価を実施し、システムの改良に反映。 |
○ | ネットワークの標準化、電子文書等の標準化を推進するとともに、GIS及び建設CALS/ECにおける標準化を推進。 |
○ | その他情報化を推進するため、組織的、人的基盤等の充実を図るとともに、省内外の共通課題の解決に取り組む。 |
3 個別課題及び施策
○ | 建設行政サービスの質的向上を目的とした、社会との接点の情報化のためのシステムの開発、改良を推進するとともに、公共事業をはじめとする建設行政の効率化・透明性を確保するため、入札・契約手続をはじめとする建設行政内部の情報化のためのシステムの開発、改良を推進する。 |
○ | 情報通信手段を活用した防災業務の効率化等を図り、災害発生時の情報収集・分析・提供について情報システム化等を図る。 |
4 各部局における行政の情報化の推進に関する計画
○ | 建設省内各機関(本省、地方建設局等)毎の推進計画の策定及びフォローアップ |
(問い合わせ先) 建設省建設経済局調査情報課情報管理室 電 話(代表)03−3580−4311(内2703) |