懇談会の詳細

 
安部 譲二委員
 
●ショートスピーチ 「遊び」
 僕の乗った客船“飛鳥”は、横浜を出港すると約20ノット(36キロ)のスピードで、太平洋の真中にあるミッドウェイ島に向っています。
 時々鯨が見えるだけで、前後左右いずれも水平線で島はおろか往き交う船もありません。
 これが遊びの船旅なら、楽しいばかりなのですが、バブルが弾けてローンだけ残った僕は、ここでも一所懸命仕事をしているのです。

 2001年6月16日 飛鳥にて

安部譲二委員
 
●ショートスピーチに対する投稿
○冬好き 30歳代男性(製造)
 最近暑すぎて外に出てるのが辛いですよね。そんなとき皆さんは何をして過ごしていらっしゃるんでしょうか。何かよい室内遊びのアイデアを教えていただけませんか?ちなみに音楽&映画鑑賞や読書はすでに楽しんでいるのですが。
 
○サラリーマン 20歳代男性(金融)
 よいアイデアとは言えないかもしれないが、今の楽しみはもっぱら家でビール片手にTVでスポーツ観戦。皆そうじゃないの?!
 
○食いしん坊万歳! 20歳代女性(農林水産)
 題名は「猛暑」なのに、いつのまにか秋になってしまいました。秋の一人遊びといえば「読書」「おやつ」「間食」「グルメ」「秋の味覚の探求」、、、あれ?どなたか、健康に良い秋の一人遊びの良いアイデアを教えてください!
 
○20歳代女性(通信・コンピューター)
 今、ちょうど夏休みのことを考えながら仕事してました。どこに行こうか今からワクワクしています。遊びって、計画立ててるときからもう「遊び」なのかもしれませんね。仕事の合間のいい息抜きになっています。
 
○花火の季節 30歳代女性(通信・コンピューター)
 広い海と青い空。頭に浮かぶのはそればかり。温度が一定に保たれた室内に過ごしている間に気がついたら夏になっていて、遊びに行きたーーいとムズムズする毎日。普段の生活にも遊び(せめて「心」だけでも?!)をと思いつつ、やっぱり現実はそうはいかず、やっぱり夏休みが来るのを首を長くして楽しみにしています。でも「遊びとは日常からの脱却である」と考えるとすると、もう少し楽に構えることもできるのかなとも思う今日この頃です。
 
○たけのこ 20歳代女性(サービス)
 そうですよね、何も遠くに行かなきゃ「遊び」じゃないってことはないですよね。日常の身近なところでどれだけ見つけられるか、楽しめるか、味わえるかだと思います。むしろ純粋な「遊び」のチャンスは毎日の仕事の合間のほんの少しの時間に隠されているのでは…と思える、いや、思いたいですね。
 
○大峡谷 20歳代女性(サービス)
 こんにちは。20代女性会社員です。毎日がめまぐるしく過ぎていって、目の前に確実に存在することを片付けていくのに精一杯。それでも、常に自分の心に空気穴をあけて、遠い海を感じたり、森の中で深呼吸することを望み続ける自分でありたいと思っています。
 
○仕事太郎 30歳代男性(運輸)
 最近何年も、基本的には仕事漬け。飲みにいくのも仕事絡み。仕事のなかに遊びを見つけている始末。家族と遊びに出かけても、何かと仕事の目で見てしまうことも少なくない。それでいて自分としては何の不自由もない。
 
○グッピー 40歳代男性(建設・不動産)
 私の遊びは、「インターネット」、「子供の相手」、「ハイドロテラリウム(熱帯魚)」、「サッカー観戦」、「野球観戦」ぐらいかな?いずれも仕事とは全く関係ありません。自分の心の中で、仕事と完全に離れ、本当に楽しいと思えて、そんなにお金もかからない・・。これが私の遊びの現状です。仕事に限らず、ストレスから解放されたいと思うとき、人は“遊び”を求めるのでは?
 
○遊び次郎 20歳代男性(サービス)
 遊びはめちゃめちゃ大事やと思います。
 実際に「遊ぶ」ことも大事やし、「余裕」「ゆとり」に相当する「心の遊び」も大事やと思います。この世の中、いろんなモノや情報があふれ、それを追っかけているつもりが、逆に追っかけられて、「遊び」というものがなくなりつつあるように思います。
 私は、ことを複雑にしているすべてのものから離れて、シンプルに生きたいと思っています。シンプルな暮らしの中にこそ、心の余裕、時間のゆとりが生まれ、楽しい「遊び」が満喫できると思います。
 モノや情報があふれる大都会で、残業や長時間通勤に縛られる生活に、私は「遊び」は見いだしにくいです。唯一、貴重な「遊び」を感じることができるのは、家族と一緒にいる時間です。
 あー、自然に囲まれたシンプルな暮らしを夢見て、今日も満員電車に揺られます。
 
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