山居倉庫前には、かつての新井田川対岸との間に木橋が架かっていた。この木橋は、庄内米の倉庫建設と同時に市内を結ぶために架橋されたもので、庄内米の歴史を語るうえで重要な役割を果たしていた。
「山居橋」は、観光ゾーン整備のひとつとして、周辺の古い街並みの整備と合わせて、昔のイメージで復元したものである。 架橋にあたっては、山居倉庫や周囲の景観に配慮し、床版、高欄、桁隠しなどの外観はすべてヒバ材により施工し、和風の木橋を表現した。また、中央部にはバルコニーを設け、ゆとりの空間を生み出し、さらに行灯風の照明灯を設置したほか、歩道は砂利敷き舗装、橋台や擁壁部分は、石積む風の吹き付け塗装により周辺との調和を図った。 |
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@山形県酒田市山居町1丁目
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