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「旧北国街道海野宿」は、江戸時代からの歴史的街並みが700メートルにわたって残されている。東部町では、この街並みとの調和を図り、歴史的空間を再現するため、保全・整備事業を進めてきた。
整備にあたっては、景観の妨げとなる電柱・電線の移設をはじめ、海野格子をイメージした街路灯の設置、地場産野面石を使用した水路・洗い場の整備、水路横断用の石張り床版橋の設置などを行った。路面は、車道部が地元産玉砂利を利用した土色の自然石舖装、歩道部は地元の土と砕石ダストによる土道舗装とし、土の感触が味わえるものとしている。また、植栽もシダレヤナギやシダレザクラなどの情緒ある木々を取り入れている。 整備後は、住民の街並み保存意識も高まり、テレビの撮影にも利用されている。 @長野県小県郡東部町本海野
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