「青山通り」は、周囲と一体的な景観を形成する道路軸として整備を進めたもので、この通りには明治時代に植えられたクロマツが並木を作っている。
呉市では、旧海軍の建築物や市内の建造物にレンガ造りが多いことから、レンガ色を市のイノージカラーにしており、歩道部をレンガ色のタイルで敷き詰め、要所にフジをイラスト化した赤御影石板をあしらい、周囲の緑との調和を図った。沿道にはレンガ積みの藤棚を設け、その下にベンチを配し、通行者や周辺を訪れる人々の憩いのスペースとしている。また、街路灯はガス灯をイノージしたデザインで、正面の時計塔からは小・中学生からの公募によるメロディも流され、落ち着いた風情のある景観とともに、訪れる市民の心をなごませてくれる。 |
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@広島県呉市幸町
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