新湊市の市街地を流れる内川は、回船業が栄えた時代には運河として利用されてきた歴史があり、地域の生活に密着した川の風情は、多くの人に愛されている。
新湊市では、この内川に架かる東橋を改修するにあたって、スペインの建築家セザール・ポルテラ氏に基本デザインを依頼し、珍しい屋根のある橋が完成した。 橋の両端には、ガラス張りの休悪所が設けられ、行き交う漁船などを眺めることができ、日が落ちて照明が点灯されると休憩所全体が大きな提灯となって浮かぴ上がる。橋の基礎部にスペイン産の桜御影石を張ったり、屋根の上には大陽と月をデザインした風見を取り付けるなど、エキゾチックな外観を見せながらも、べンガラ色に塗られた木造の橋は、周囲の 家並みにもよく調和している。 |
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@富山県新湊市立町、八幡町1丁目
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