公共交通政策

エコ通勤実施のメリット

地域にとって

周辺地域の通勤時間帯の渋滞緩和が期待できます。

京都府宇治地域におけるエコ通勤プロジェクトにおいて、中心部へ向かう乗用車の交通量が25%減少するとともに、通勤時間帯の渋滞長が短くなりました。 
 [渋滞の科学]
 100台のクルマが通れる道に、103台のクルマが通ろうとすると、3台分の渋滞(約20m)ができます。それが20分続けば400mの渋滞に。
  ....つまり.... クルマが3%減れば、渋滞は無くなり得るのです。
  [出典:交通工学研究会発行「交通渋滞 徹底解剖」]

公共交通の利用者数の増加⇔公共交通サービス水準の向上等が期待できます。

市街地から離れ、公共交通の利便性の低い地域に立地する大規模な事業所で、バス路線を誘致しエコ通勤を導入。3方面に往復125便(3路線合計)が新たに運行されることとなり、中心市街地や沿線の病院等へのアクセスが良くなり、新規バス路線沿線に住む方々の利便性も大幅に向上しました。
[日東電工(株)尾道事業所(広島県尾道市)]

地球温暖化防止に寄与します。

1人が1km移動する際に排出される二酸化炭素量は、自家用乗用車と比べてバスは1/2、鉄道は1/7です。(2016年度)
輸送量あたりのCO2排出量(旅客)
資料: 温室効果ガスインベントリオフィス「日本の温室効果ガス排出量データ(1990年~2016年度)確報値」、国土交通省「自動車輸送統計調査」
    「内航船舶輸送統計調査」「航空輸送統計調査」「鉄道輸送統計調査」から国土交通省総合政策局環境政策課作成

事業所にとって

企業イメージの向上が図れます。(環境配慮行動としてISO14001、CSRへ位置づけ)

マイカー通勤者のための駐車場経費の削減、社有地の有効利用につながります。

8台分(1台あたり3m×5m)の駐車場の確保に、平均的な持ち家(122m2:平成25年住宅・土地統計調査)1軒分の面積が必要です。

従業員の健康増進、通勤時の事故減少等に寄与します。

出退勤を公共交通機関の運行時間に合わせる必要があるため、業務を効率的に行うことにつながります。

従業員にとって

公共交通や自転車、徒歩での通勤は、健康増進にも役立ちます。

渋滞に巻き込まれず通勤できます。

交通事故にあう確率が低減し安全に通勤できます。

バス通勤の導入で、通勤時の事故が4割減少しました。 
  [日東電工(株)尾道事業所(広島県尾道市)]

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