利用にあたっての参考情報

全国都市交通特性調査 利用するにあたっての参考情報

集計・推計方法

 本調査は全国の都市(市部ならびに東京都区部)居住者を母集団としたサンプル調査で行っているため、集計の際、偏りを補正するための処理(ウェイト補正)を行っています。具体的には、下記 A~C の 3 種類の処理を行っています。
A: 都市別・市街化区域内外別の集計値(市街化区域の線引きの指定がされていない都市は用途地域有無別の集計値)を算出する際に、データの性別・年齢階層のサンプルの偏りを補正するため、性別・年齢層別に補正
B:市街化区域内外別の集計値から都市の代表値を推定する際に、各都市の市街化区域内外のサンプルの偏りを補正するため、市街化区域内外率(人口比率)により加重平均
C:都市類型別の集計値や全国値を算定する際に、調査対象都市の割合や人口規模の偏りを補正するため、都市の人口規模で加重平均


詳細は、「データ利用の手引き」の2.2(2)をご確認下さい。

用語の解説

「移動」の定義
 本調査では、「1日あたりの移動回数」「目的別1日あたりの移動回数」のように、「移動」の回数を数えます。本調査では、「人がある目的をもってある地点からある地点へ移動すること」を、1回の移動として捉えます。1回の移動でいくつかの交通手段を乗換えても1回の移動と数えます。目的が変わると2回目の移動となります。(移動の単位を一般的に「トリップ」と読んでおり、上記にて意義は「トリップ」と同じです)

「交通手段」の定義
 1つの移動(トリップ)がいくつかの交通手段で成り立っているとき、この移動で用いた主な交通手段を「代表交通手段」といいます。主な交通手段の集計上の優先順位は、鉄道→バス→自動車→二輪車→徒歩の順となっています。下図の移動の例では、鉄道が代表交通手段となります。


その他
 集計区分におけるカテゴリ区分は「データ利用の手引き」の2.1をご確認下さい。

利用上の注意

 データ利用に当たって、公表要集計データやデータ活用にあたっての留意事項をまとめていますので、まずは「データ利用の手引き」をご確認下さい。 
 また、本公表データの引用・転載や編集・加工時には、出典として「全国都市交通特性調査(国土交通省都市局)」を用いている旨を必ず明記してください。

(参考)統計的な精度について
 本調査は、10の都市類型別に目的・交通手段別の交通特性を把握できる精度とすることを基本として、サンプル設計を行い、調査を行っています。具体的には、1つの都市類型について0.5%シェアをもつ区分でデータ精度を確保(信頼水準95%、相対誤差20%)することとし、1つの都市類型あたり3,000世帯のサンプルを確保することとしています。
 本調査はサンプル調査であるため、データには統計的な誤差があります。そのため、サンプル数(移動回数)が少ないデータを用いる場合には、統計的な精度に留意が必要になります。1つのカテゴリあたり、概ね70サンプル(移動回数)以上存在することを、統計的精度が確保できる1つの目安としています。
 

利活用事例

 国交省都市局では全国PT調査結果について、さまざまなデータを公開しています。詳細は「全国PT調査活用チラシ」をご覧ください。 

お問い合わせ先

国土交通省都市局都市計画課都市計画調査室
電話 :03-5253-8111(内線32673、32685)

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