統計の基礎知識

統計の基礎知識

統計の種類

 国の統計のつくり方にはおよそ3種類あります。
  調査統計・・・統計調査により作成される統計
  業務統計・・・官公庁で保持している業務データを集計することにより作成される統計
  加工統計・・・他の統計やデータを加工することにより作成される統計

 さらにそのうち調査統計については、国の行政機関が作成する統計のうち、総務大臣が指定する特に重要な統計の「基幹統計調査」とそれ以外の「一般統計調査」に分けられます。
「基幹統計調査」は公的統計の中核となる特に重要な統計調査であり、正確な統計を作成する必要が特に高いこと等を踏まえ、報告義務等の一般統計調査にはない規程が定められています。

標本調査とは

 調査統計を作成するために実施する調査のことを「統計調査」といいます。  調査の対象となる集団全体のことを母集団といい、調査の対象の範囲の観点では、全数調査と標本調査の2種類があります。
  全数調査・・・母集団の全てを調べる方法
  標本調査・・・母集団の一部を抽出して調べる方法

全数調査

全数調査(悉皆調査)とは対象となるものを全て調べる調査です。
全数調査は、標本誤差はなく正確な結果が得られる反面、膨大な費用や手間がかかるという欠点もあります。

標本調査

母集団の一部を抜きとることを標本抽出といい、抽出された集合体を標本といいます。
標本調査(サンプル調査)とは対象となるものの一部を調査して、全体を推定する方法です。
全数調査に比べて手間や費用を省くことができますが、標本誤差が生じてしまうため、標本は偏りが生じないように選ぶ必要があります。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局情報政策課統計企画グループ
電話 :03-5253-8339

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