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住まいの考え方1
            これからの住まいとは
          住まいの考え方1 − #2
            住まいは、より多様に・より自由になっている
少し昔の人が考えた理想の暮らし
                「住宅すごろく」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。昭和の時代、人生のライフステージに従って、「賃貸住宅→分譲マンション→郊外庭付き一戸建て住宅」に住み替えていくというのが一つの理想形として社会に共有されており、これを「すごろく」になぞらえてこう呼んでいました。
              
            ライフスタイルと価値観が多様化した いまの暮らし
                しかし、現代においてはこうした理想像は、誰もが抱くものではなくなりました。
リモートワークを前提とした職場と離れた土地への居住や、移住・二地域居住などに見られるように、住まいに関する価値観・ライフスタイルは多様化してきています。住まいの選択は「住宅すごろく」のように画一的ではなく、SNSも含むさまざまな情報の中から選択・判断していくことが求められています。
関連記事:自分らしい暮らしの選択肢
              リモートワークを前提とした職場と離れた土地への居住や、移住・二地域居住などに見られるように、住まいに関する価値観・ライフスタイルは多様化してきています。住まいの選択は「住宅すごろく」のように画一的ではなく、SNSも含むさまざまな情報の中から選択・判断していくことが求められています。
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ライフモデルの変化と住まい方の変化(イメージ)
                時間軸を加えた住まい選びの必要性
                「住宅すごろく」のようなモデル的な住まい方がない現代において、私たちはどのような軸で住まいを考えていくべきでしょうか。重要な考え方の軸として、「時間」があげられます。
「時間」とともに、世界はどんどん変わっていきます。高齢化や人口減少が進み、災害はより深刻化しています。また、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すこととされているように「持続可能な発展」が志向され、個々人にも環境を守る行動が求められるようになりました。今の住宅と50年前の住宅で断熱性能が大きく違うように、住宅自体の性能も変化しています。
自分自身のライフプラン、そして社会の未来を見据えて住まいを考える必要があります。
              「時間」とともに、世界はどんどん変わっていきます。高齢化や人口減少が進み、災害はより深刻化しています。また、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すこととされているように「持続可能な発展」が志向され、個々人にも環境を守る行動が求められるようになりました。今の住宅と50年前の住宅で断熱性能が大きく違うように、住宅自体の性能も変化しています。
自分自身のライフプラン、そして社会の未来を見据えて住まいを考える必要があります。
日本の人口減少
                推計値:国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口
(令和5年推計 出生中位(死亡中位)推計
国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計
(全国推計・令和6年推計)
国土交通省資料より作成
日本の高齢化率の増加
                2025年以降は国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口(令和5年推計 出生中位(死亡中位)推計
厚生労働省資料より作成
2050年カーボンニュートラルのイメージ
カーボンニュートラルとは、再生可能エネルギー・電気自動車等によりCO2排出量を減らし、植林等によりをCO2吸収量を増やすことで、合計を実質的にゼロにすることを意味している。
                  
                  「令和元年東日本台風」による被害状況(長野県長野市)
                氾濫危険水位を超過した河川数の増加
                短時間強雨(50mm/h以上)の年間発生回数の増加
                国土交通省資料より作成