河川を管理する上で、流域に降った雨量や現在の河川水位は最も重要なデータです。
これは、遠隔地の雨量、水位や降雪の計測データを無人で収集するシステムであり、省力化やデータ収集の迅速化に貢献しています。また、国土交通省で開発されたテレメータ方式は国内外で広く利用されています。
道路管理上、雨量、風向、風速、気温、路温、積雪深等の気象情報は極めて重要です。 これら情報を自動的に収集するシステムがこのテレメータであり、効率的な道路管理を行うことができます。
レーダ雨(雪)量計
雨や雪の降っている量ををリアルタイムで広域的に捉えることにより、迅速かつ的確な災害の予防、災害対策を行なうことが出来るシステムです。 国土交通省では昭和41年度から雨量観測にレーダを用いる方 法について研究を開始し、昭和51年度に世界に先駆けてレーダ雨量計を実用化しました。冬季間には設定条件を変更して雪観測にも利用されています。
ヘリコプターにより災害現場上空から空撮した映像を災害対策本部へ伝送するシステムです。全国に設置された固定型受信装置や可搬型受信装置で映像を受信し、国土交通省や地方整備局、事務所へ伝送しています。また、ヘリコプターの位置や高度を併せて伝送することが可能です。
河川の流況や道路状況等を監視するため、河川及び道路沿いに設置されているカメラのことです。 布設された光ケーブルを利用して事務所等で直接、状況を把握する事が可能となっています。
道路や河川に沿って設置された光ファイバを利用して情報が受発信ができるコンセントのことです。可搬端末を接続することにより、事務所等との間で映像、音声等の送受が可能となります。