国道17号関連映像システム(和南津トンネル、天納)

  《各種伝送手段を用いて被災映像の伝送を実施》

一般国道17号川口町大字野田地内(256.6257.4kp)の和南津トンネル(延長300m)において、トンネル上部の巻立てコンクリートがはく離し、それがトンネル内の路面に崩落し車道をふさいだ。

被災した同トンネルは、10月23日午後7時から全面通行止めに入ったため、現場状況の把握並びに応急復旧を支援するため、トンネル坑口に照明車(2kw×4)と衛星通信車各1台が出動した。

この応急復旧工事は26日の16時から最速工程で懸命な作業が昼夜を徹し行われ、11月2日午後4時ごろ片側通行ながら供用を開始することとなった。

概要

衛星通信車(高感度カメラ携行)は、24日14時に和南津トンネル坑口の湯沢側に到着し、直ちに内部の崩落現場の様子を、北陸地方整備局や他機関への配信を実施。

この対応は26日18時まで実施し、その後のトンネル状況の監視は「八郎場CCTVカメラ(仮設)」を使用し、光ケーブルを経由する方法に変更され継続し映像伝送を行っている。                   

 

 

映像伝送

法面の1段目に単管パイプにてカメラ架台を製作し、CCTVカメラ(1心型高速タイプ)を設置し、光ケーブル(SM2C)、電源ケーブル(CV8mm2−3C)をころがしで配線したうえで構成している。

光ケーブルは、既設情報ボックス用ハンドホールより入線し、情報ボックスの予備管路を経由した上で、和南津トンネル局舎内の光成端箱にて事務所向け光ケーブルとの接続を行った。

 なお、衛星通信車は28日14時まで運用を行い、その後に撤収している。

 予備カメラでの運用は115日現在継続している。

衛星通信車設営状況

(湯沢側)

カメラ、投光器設置状況

(湯沢側)

26日20時からは、反対側の抗口となる小出側に衛星通信車を移動し、プロテクタ制作現場の様子を高感度カメラで映し、映像伝送を行った。

  

衛星通信車設営状況

(小出側)

CCTVカメラ設置

予備CCTVカメラ設営状況

(小出側)

天納町

 国道17号では、川口町天納において道路崩壊が確認されたため、Ku-satを派遣し被害状況の確認を行うと共に、その後の応急復旧状況の把握、交通開放後における施設状況の監視を継続的に実施している。

川口町天納 国道17号被害状況

応急復旧後

川口町天納におけるKu-sat設置状況

カメラ設置状況

画像伝送系統図

テキスト ボックス: 光ファイバー
テキスト ボックス: 光ファイバー

光ファイバー

通信衛星

テキスト ボックス: 10/26移動
テキスト ボックス: 湯沢側
テキスト ボックス: 小出側