通年施工推進協議会ホームページ

通年施工化の必要性
なぜ、通年施工化が必要なのでしょう?

冬期工事への対応
雪の降る日も、寒さの厳しい日も対応が必要な工事があります。
  イメージ図期日が限られている工事や、災害復旧工事、危険箇所の改修工事等は、季節や天候に関係なく進めなければなりません。ところが、雪で何日も作業が滞ったり、気温が低くてコンクリート工事ができなかったり……。積雪寒冷地域では、冬期に工事が中断するのが大きな悩みとなっていました。しかし、厳しい自然環境や悪天候に対応する技術により、その悩みも解決します。早期対応が必要な工事は迅速に行うことが大切なのです。
厳しい労働環境
冬期工事は作業効率が落ち、事故が発生しがちです。
  イメージ図積雪や凍結などの厳しい自然条件のもとでは、労働者の作業効率が悪化し、場合によっては事故の発生につながりかねません。通年施工の技術には、こうした事故を未然に防ぐものもあります。また、工事量が減少すれば、かつては季節的な失業者が多数発生したり、出稼ぎが増加するなどの社会的問題を生みました。最近では出稼ぎは減少の傾向にあるものの、労働者にとっては、年間を通して働く場を確保することが期待されています。
経営の不安定
冬期には工事量が極端に減少します。
  イメージ図積雪寒冷地域においては、冬場の12月から3月にかけて工事量が極端に落ち込み、建設業は不安定な経営を余儀なくされています。けれど、雪や寒さに左右されずに冬期も工事が可能となれば、年間を通じて安定した工事量を確保することができます。これにより、経営の安定が図られ、生産性の向上や質の高い人材の確保・育成も可能になります。
地域経済の停滞
工事量の減少は地域経済に多大な影響を与えます。
  イメージ図冬期の工事量が著しく落ち込むことは、地域社会にとっても重大な問題です。なぜなら、建設業に直接従事する人だけでなく、関連する産業の人々の生活も不安定になり、消費活動が低下するからです。その結果、地域のマネーフローが悪化し、経済全体が停滞するという悪循環に陥ってしまうことも……。積雪寒冷地域では、建設業が地元経済に与える影響が極めて大きく、地域社会の安定とも密接に結びついています。
上記問題と関連して「公共工事の平準化」については国土技術政策総合研究所ホームページにリンクしています。
http://www.nilim.go.jp/lab/pbg/hj/

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