−記者発表資料−
平成11年8月17日
建 設 省
ISO9000シリーズ適用パイロット事業の11年度の取り組みについて
1.平成11年度のパイロット事業について
建設省では、平成8年度に「平成12年度以降、一定の範囲の工事におけるISO9000シリーズの適用を視野に入れて、公共工事への適用方法を検討する。」と公表し、ISO9000シリーズ適用パイロット事業の実施を通じて、公共工事への適用方法等について検討を行ってきました。
平成11年6月18日に開催されました「第11回 品質、環境、労働安全衛生等に関する国際規格の公共工事への適用に関する調査委員会」では、平成11年度のISO9000シリーズ適用パイロット事業について以下の取り組みを行うことを決定しました。
1)引き続きISO9000シリーズ適用パイロット工事を継続して実施する。
2)具体的には、表−1に示すように、全地方建設局でパイロット工事を実施する。
3)受注者の品質システムの運用状況を適切に把握する手法等の検討を行う。
4)発注者自らが、ISO9000シリーズ適用パイロット事業に対応した品質マネジメントシステムを構築する必要性を含め、発注者の対応方策について検討を行う。
平成11年度、新規のISO9000シリーズ適用パイロット事業は、建設省では表−1、関係公団では表−2の通り予定しています(別紙1)。この他、昨年度以前からの継続工事が、建設省で15件、日本道路公団で16件、阪神高速道路公団で1件の合計32件あります(別紙2)。
2.今後の公共事業への適用について
平成12年度以降の公共工事へのISO9000シリーズの適用に関して、入札条件等とする場合の工事(業務)内容・規模などについて現在検討を進めています。
また、ISO9000シリーズを取得している企業に対して、経営事項審査、競争参加者の指名等、企業評価への反映の方策について検討します。
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