(別紙1)
考査基準
1. 総括監督(調査)職員考査基準
(1)
考査方法
総括監督(調査)職員は、主任監督(調査)職員の評定趣旨を十分に理解し尊重した上で、各項目について直接関与した場合(程度は問わない)についてのみ主任監督(調査)職員の評価結果に加減点することにより総合考査を行う。
(2)
考査内容
採点表(総括、主任監督(調査)職員用)の各評価項目の評価の視点を参考に、業務についての総合考査を行う。
(3)
評価点範囲
採点表(総括、主任監督(調査)職員用)の各評価項目について、それぞれ±20点の範囲で評価するものとする。但し、各項目ごとの総括監督(調査)職員の点数と主任監督(調査)職員の点数の合計は、100点を超えてはならないものとする。
また、当該業務遂行中に受託者に起因する事故等が発生し指名停止等の措置を行った場合には、当該業務の総合評定点(100点満点換算)に対して、別表−1を参考として−15点まで減点することができる。
別表−1 受託者に起因する事故等が発生した場合の減点基準
事故の区分 |
文書注意 |
指名停止1ヶ月まで |
指名停止が1ヶ月を超える |
考 査 点 |
−5点 |
−10点 |
−15点 |
2.主任監督(調査)職員及び完了検査官考査基準
評価にあたっては、当該業務の履行状況に応じ、加減点要素の各項目に従って、評価を行うものとする。(評価項目の追加、削除、もしくは評価比重の変更は行わない)
3.対象業務が複数の業務にまたがる場合の取扱い
対象業務が、「地質調査、単純調査等業務、測量作業」、「調査業務、計画業務」、「設計業務」のうちの複数の業務にまたがる場合においては、業務の目的、金額を勘案し、原則として主たる業務の考査をもって評定点とみなすものとする。
ここで、「地質調査、単純調査等業務、測量作業」、「調査業務、計画業務」、「設計業務」の3者のうち複数の業務にまたがる場合の「主たる業務」の取扱いについては、以下を参考とされたい。
・
「地質調査、単純調査等業務、測量作業」、「調査業務、計画業務」、「設計業務」対象部分のどれかが500万円を超えるときには、その業務を「主たる業務」とみなすものとする。
・
「地質調査、単純調査等業務、測量作業」、「調査業務、計画業務」、「設計業務」対象部分の複数が500万円を超えるとき、もしくはどれもが500万円を超えない場合には、業務の目的、金額を勘案して、「主たる業務」を1つ選定するものとする。
これらの取扱いは、主任監督(調査)職員及び完了検査官で統一するものとする。
4.「単純調査業務」について
「調査業務、計画業務」は、広範かつ高度な専門的知識が要求される業務や高度な技術と豊かな経験が要求される業務といった比較的難易度の高い調査業務に対応するものであるため、これについては「調査業務、計画業務」採点表を使用するものとする。しかしながら、この採点表を使用する「設計業務共通仕様書」第1204条及び第1205条に規定する業務には、高度な技術力をそれほど必要としない単純なデータ処理業務や資料収集・整理業務等も含まれることから、これを「単純調査業務」と定義し、「地質調査、単純調査等業務、測量作業」採点表を用いて評定するものとする。なお、「単純調査業務」の対象業務については、以下に示す例を参考とされたい。
・
「単純調査業務」の例
各部門共通 |
単純なデータ収集整理業務 単純なデータ処理業務 書類編集的な業務 文献収集業務 |
河川、砂防及び海岸 |
水門観測業務 データ加工業務(降雨解析等) 不等流計算等の計算業務(システム開発を除く) 補償数量の算出 工事記録等資料の分類・整理 工事図面集、写真集等の作成 |
道路 |
一般的な現地踏査 一般的な交通量観測業務 台帳整理等を目的とした資料収集業務 |
トンネル |
クラック等変状の計測調査 |
施工計画及び施工設備 |
施工関連資料の収集整理 |
情報 |
定期的なデータメンテナンス 資料収集的な業務 単純なデータ作成のみの業務 |
防災 |
資料収集的な業務 |
環境 |
大気汚染、水質汚濁、騒音、振動等調査・分析方法がJIS等で規定されている測定業務 |
5.「詳細設計の施工時評価」について
「詳細設計の施工時評価」は、詳細設計業務のみを対象にした評価項目であり、当該工事を担当した主任監督員及び総括監督員が工事完成時(成果品提出後3年以内に限る。)に評定する。
6.総合評価について
総合評価を算出する際には、対象業務に応じて各評価項目ごとに以下の重み付けを考慮する。
評価項目 |
地質調査、単純調査等、測量作業 |
調査業務、計画業務 |
設計業務 |
|
専門技術力 |
提案力、改善力 |
1 |
2 |
2 |
業務遂行技術力 |
1 |
2 |
2 |
|
施工面の知識(納品時) |
− |
− |
1 |
|
コスト把握能力 |
− |
− |
1 |
|
詳細設計の施工時評価 |
− |
− |
1 |
|
管理技術力 |
工程管理能力 |
2 |
1 |
2 |
品質管理能力 |
1 |
1 |
2 |
|
迅速性,弾力性,調整能力 |
1 |
1 |
1 |
|
コミュニケーション力 |
説明力,協調性, プレゼンテーション力 |
1 |
1 |
1 |
社会性、取組姿勢 |
倫理観,誠実さ,積極性 |
1 |
1 |
1 |
成果品の品質 |
4 |
4.5 |
7 |
7.技術者の評定について
各技術者の評定点は、業務に対する評定点のうち、以下の評価項目を抽出し、6.の重み付けを考慮して付加する。
評価項目 |
管理技術者 |
担当技術者 |
照査技術者 |
|
専門技術力 |
提案力、改善力 |
○ |
○ |
− |
業務遂行技術力 |
○ |
○ |
− |
|
施工面の知識(納品時) |
○ |
○ |
− |
|
コスト把握能力 |
○ |
○ |
− |
|
詳細設計の施工時評価 |
○ |
○ |
− |
|
管理技術力 |
工程管理能力 |
○ |
− |
− |
品質管理能力 |
○ |
− |
○ |
|
迅速性,弾力性,調整能力 |
○ |
− |
− |
|
コミュニケーション力 |
説明力,協調性, プレゼンテーション力 |
○ |
○ |
− |
社会性、取組姿勢 |
倫理観,誠実さ,積極性 |
○ |
○ |
− |
成果品の品質 |
○ |
○ |
○ |
別記様式第1
委 託 業 務 成 績 評 定 表 平成 年 月 日 事務所名
|
||||||||||||||
業 務 名 |
|
|||||||||||||
契 約 金 額 |
当初:¥ |
最終:¥ |
||||||||||||
履 行 期 間 |
当初:平成 年 月 日〜平成 年 月 日 |
最終:平成 年 月 日〜平成 年 月 日 |
||||||||||||
完了年月日 |
平成 年 月 日 |
|||||||||||||
完了検査年月日 |
平成 年 月 日 |
|||||||||||||
契約相手方住所氏名 |
|
|||||||||||||
管理技術者氏名 |
|
|||||||||||||
担当技術者氏名 |
|
|||||||||||||
照査技術者氏名 |
|
|||||||||||||
現場代理人氏名 |
|
|||||||||||||
主任技術者氏名 |
|
|||||||||||||
総括監督(調査)職員所属・氏名 |
印 |
|||||||||||||
主任監督(調査)職員所属・氏名 |
印 |
|||||||||||||
完了検査官職員所属・氏名 |
印 |
|||||||||||||
評 価 項 目 |
監督(調査)職員 |
完了検査官 |
評定点 D= A+C |
|||||||||||
主任職員と 総括職員の 合計評定点 @ |
調整後の 評定点 A= @×0.6 |
完了検査官 評定点 B |
調整後の 評定点 C= B×0.4 |
|||||||||||
専門技術力 |
提案力、改善力 |
|
|
|
|
|
||||||||
業務遂行技術力 |
|
|
|
|
|
|||||||||
施工面の知識(納品時) |
|
|
|
|
|
|||||||||
コスト把握能力 |
|
|
|
|
|
|||||||||
詳細設計の施工時評価 |
|
|
─── |
─── |
|
|||||||||
管理技術力 |
工程管理能力 |
|
|
|
|
|
||||||||
品質管理能力 |
|
|
─── |
─── |
|
|||||||||
迅速性,弾力性,調整能力 |
|
|
─── |
─── |
|
|||||||||
コミュニケーション力 |
説明力,協調性, プレゼンテーション力 |
|
|
|
|
|
||||||||
社会性、取組姿勢 |
倫理観,誠実さ,積極性 |
|
|
─── |
─── |
|
||||||||
成 果 品 の 品 質 |
|
|
|
|
|
|||||||||
E=Dの評定点の加重平均点 |
─── |
─── |
─── |
─── |
|
|||||||||
事 故 等 に
よ る 減 点 F |
─── |
─── |
─── |
─── |
|
|||||||||
総 合 評 定
点 G=E+F |
─── |
─── |
─── |
─── |
|
|||||||||
技術者の評定点 |
管理 |
|
担当 |
|
照査 |
|
||||||||
(注)・ 主任監督(調査)職員評定点と総括監督(調査)職員評定点の合計は100点を超えないものとする。
別記様式第2
平成 年 月 日
契約の相手方
所在地
商号又は名称
代表者氏名 殿
国土交通省○○地方整備局
○○工事事務所長
○○ ○○ 印
業務成績評定通知書
国土交通省では、現在、地方整備局委託業務成績評定要領の改正(案)について試行しております(別添参照)。貴社が受注した下記の業務について、改正(案)に基づき評定した結果を通知しますので、評定結果を踏まえ、アンケート調査にご協力をお願いいたします。試行結果を踏まえ、改正(案)の改善を図りたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
なお、今回の試行に基づく評定結果については以後の業務発注の際の企業選定等において利用することはありません。
記
1.業務名 ○○業務
2.履行期間 平成○年○月○日〜平成○年○月○日
3.完了検査年月日 平成13年○月○日
4.評定点 別表のとおり
5.アンケート提出期限 平成13年○月○日
5.送付先 〒○○○−○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○
国土交通省○○地方整備局 ○○○○宛
6.問い合わせ先 〒○○○−○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○
国土交通省○○地方整備局 ○○部○○課○○係
TEL○○○−○○○○−○○○○
別表
評定点
評 価 項 目 |
評定点 |
|
@専門技術力 |
提案力、改善力 |
|
業務執行技術力 |
|
|
施工面の知識 |
|
|
コスト把握能力 |
|
|
詳細設計の施工時評価 |
|
|
A管理技術力 |
工程管理能力 |
|
品質管理能力 |
|
|
迅速性、弾力性、調整能力 |
|
|
Bコミュニケーション力 |
説明力、協調性、プレゼンテーション力 |
|
C社会性、取組姿勢 |
倫理観、誠実さ、積極性 |
|
D成果品の品質 |
|
|
総 合 評 価 |
|