安全で効率的な暮らしが快適に行える国土の創造は、少子高齢化時代における国際競争力の確保やより良い国土環境の継承といった観点からわが国の最重要課題であり、住宅・社会資本の整備を通じて、社会の本来的要求である「安全に安心して暮らせる国土」、「人・もの・情報が効率的に通いあえる国土」、「心豊かに暮らせる快適で美しい国土」の形成を目指すことが必要となります。
そのためには、これまで培われ、住宅・社会資本整備を支えてきた建設技術の活用を図ることはもちろん、新たな課題に対応した新技術の研究開発と活用が重要となり、特に新技術の研究開発に当たっては、産学官民の関係する技術者がそれぞれの立場で積極的に技術開発が行える環境を整備することが必要となります。
住宅・社会資本に係わる各分野の新技術は、新たな国土の創造を下支えするものであり、社会に果たす役割並びに期待が極めて大きいことから、今後とも新たな技術開発の積極的な推進が不可欠であります。
本「国土技術開発賞」は、建設産業におけるハードな技術のみならず、ソフトな技術も含めた広範な新技術を対象として表彰するものであり、技術開発者に対する研究開発意欲の高揚並びに建設技術水準の向上を図ることを目的として行うものです。
■受賞技術名称:汚染地盤の加温式原位置高速バイオ浄化技術
□副題:CO₂排出量の少ない非掘削浄化技術「温促バイオ®」
■受賞技術名称:既製杭を用いた地中熱利用技術
□副題:地熱トルネード工法
■受賞技術名称:地下水対応型継手を用いた外殻先行型トンネル構築工法
□副題:さくさくJAWS工法
■受賞技術名称:簡便な杭式桟橋の補強工法
□副題:深梁工法
■受賞技術名称:高機能床版排水パイプ
□副題:クワトロ・ドレーン
■受賞技術名称:油圧ハンマの騒音防止装置
□副題:鋼管杭の低騒音打撃工法の開発
※ 受賞技術の概要についてはこちらをご参照ください。
https://www.jice.or.jp/cms/kokudo/pdf/review/awards/record/25summary.pdf
※ 詳細や過去の受賞技術については一般財団法人 国土技術研究センター(JICE)のHPをご参照ください。
http://www.jice.or.jp/review/awards