技術調査

第23回国土技術開発賞

国土技術開発賞とは

 安全で効率的な暮らしが快適に行える国土の創造は、少子高齢化時代における国際競争力の確保やより良い国土環境の継承といった観点からわが国の最重要課題であり、住宅・社会資本の整備を通じて、社会の本来的要求である「安全に安心して暮らせる国土」、「人・もの・情報が効率的に通いあえる国土」、「心豊かに暮らせる快適で美しい国土」の形成を目指すことが必要となります。

 そのためには、これまで培われ、住宅・社会資本整備を支えてきた建設技術の活用を図ることはもちろん、新たな課題に対応した新技術の研究開発と活用が重要となり、特に新技術の研究開発に当たっては、産学官民の関係する技術者がそれぞれの立場で積極的に技術開発が行える環境を整備することが必要となります。

 住宅・社会資本に係わる各分野の新技術は、新たな国土の創造を下支えするものであり、社会に果たす役割並びに期待が極めて大きいことから、今後とも新たな技術開発の積極的な推進が不可欠であります。

 本「国土技術開発賞」は、建設産業におけるハードな技術のみならず、ソフトな技術も含めた広範な新技術を対象として表彰するものであり、技術開発者に対する研究開発意欲の高揚並びに建設技術水準の向上を図ることを目的として行うものです。

受賞技術

最優秀賞

■受賞技術名称:免制振構造を利用した壁柱架構システム

□副題:TASMO(制振)/ TOLABIS(免震)の開発

優秀賞

■受賞技術名称:吸水性泥土改質材と改質土の活用技術

□副題:「ワトル」による軟弱泥土のほぐし造粒改質技術

 

■受賞技術名称:化学的手法を用いた基礎ぐい工事の施工品質検査技術

□副題:CW-QUICシステム

 

入賞

■受賞技術名称:リアルタイム自動配筋検査システム

□副題:現場で簡単撮影、瞬時に帳票作成が可能な配筋検査

 

■受賞技術名称:ダム防災操作訓練シミュレータ

□副題:新型シミュレータの開発と運用による防災操作技術向上

 

■受賞技術名称:供用中のダム再生工事の合理化工法

□副題:プレキャストブロックとCSGによる減勢工新構造形式

 

■受賞技術名称:摩擦ダンパーを用いた橋梁の損傷制御耐震補強工法

□副題:ダイス・ロッド式摩擦ダンパー(DRF-DP)の開発

  • 応募者: 首都高速道路(株)/青木あすなろ建設(株)
  • 技術開発者:蔵治 賢太郎(首都高速道路(株))、牛島 栄(青木あすなろ建設(株))、波田 雅也(青木あすなろ建設(株))
  • 受賞技術の概要:http://www.jice.or.jp/cms/kokudo/pdf/review/awards/23rd/07-gaiyou.pdf
 

■受賞技術名称:カルシア改質土の土運船混合管理システム

創意開発技術賞

■受賞技術名称:土質変化に対応する泥水二次処理剤自動添加システム

□副題:自動化・見える化で環境負荷低減とコスト縮減を実現

 

■受賞技術名称:消雪パイプ高圧洗浄の効率化技術

□副題:リバーサルクリーニング

 

■受賞技術名称:ICT活用による消波ブロック据付作業の効率化

□副題:モデルによる数量算定から据付シミュレーション



※詳細や過去の受賞技術については一般財団法人 国土技術研究センター(JICE)のHPをご参照ください。
 http://www.jice.or.jp/review/awards

お問い合わせ先

国土交通省大臣官房技術調査課課長補佐 吉田、係長 中井
電話 :03-5253-8111(内線22343,22305)
直通 :03-5253-8125
ファックス :03-5253-1536
国土交通省港湾局技術企画課技術監理室係長 浅井
電話 :03-5253-8111(内線46633)
直通 :03-5253-8681
ファックス :03-5253-1652

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