事業者名 |
会津鉄道株式会社 |
事例名称 |
会津ぐるっとカード |
概要 |
福島県会津地方の広域観光を推進し、地域の活性化を図るとともに、地域の公共交通の活性化につなげる目的で、鉄道事業者とバス事業者の運賃割引を実施し、周辺の観光施設・土産店の割引等を付加し、利用者へサービスを提供する。 |
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取組の様子 |

会津ぐるッとカードパンフレット |
協力者・関係者 |
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会津地域15市町村及び観光協会、商工会 |
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エリア内の観光施設・お土産店 |
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JR東日本、会津乗合自動車、磐梯東都バス |
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国土交通省郡山国道事務所 |
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背景 |
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これまで自家用車での移動が主な交通手段であった会津地域の観光を、交通機関の連携により、それぞれの観光地を公共交通機関により一体的に結ぶことにより、新たな観光ルートとして広域的な観光を推進する。 |
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内容 |
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会津地域のエリア内 鉄道・バス2日間乗り放題 |
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規格 クレジットカードサイズ |
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大人 2,600円 小児 1,300円 |
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発売箇所 JR東日本(みどりの窓口、びゅうプラザ各支店)JTB各支店、東武トラベル各支店 |
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引換え箇所 会津エリア内のJR東日本指定駅、会津鉄道指定駅、会津乗合自動車の指定営業所 |
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発売箇所で会津ぐるっとカードの引換券を購入し、上記指定箇所で引換える。(ガイドブック付) |
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鉄道事業者、沿線自治体の概要 |
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事業形態 :第一種鉄道事業者 |
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営業キロ :57.4km |
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輸送人員(平成14年度):831千人 |
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主な沿線自治体及び人口(平成15年3月末):会津若松市
116,023人 |
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効果 |
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平成15年7月1日発売開始・発売開始から16年1月までの1ヶ月平均販売枚数約600枚弱(大人及び小児を含む)。 |
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多様な広域観光ルートが設定され、観光客の回遊性が高まりつつある。 |
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成功(失敗)理由 |
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JRと民間鉄道、バス事業者の企画乗車券は、全国初の試みであるが、会津エリア内の市町村及び観光業者の協力体制を築くことができたこと。 |
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会津地域における交通事業者や行政、観光事業者などからなる「福島県西部広域都市間公共交通活性化プロジェクト委員会」を設置し、会津地域の公共交通と観光振興について検討・協議を行ったこと。またこの結果が着実に実施され、施策として結実していること。 |
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検討委員会では運賃収入分の事業者配分及び発売箇所等についても検討・協議が行われ、最終的に各社の合意を得ることが出来たこと。 |
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鉄道、バスが2日間乗り放題であることやその設定金額を安くしたことが魅力的であったこと。 |
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エリア内における電車とバスが一枚のカードで利用可能となったこと等、観光地における交通機関の利便性を向上させたことにより、魅力の向上が図られたこと。 |
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今後の課題 |
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対象エリアの拡大や利用期間の設定、電車やバス等交通機関の乗り継ぎ向上を図り、利用者ニーズに応えた施策を展開する。 |
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会津ぐるっとカードの発売箇所と引換え箇所が違うために、2度手間になる。 |
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PRの強化 |
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お問い合わせ先 |
東北運輸局 |