事業者名  鹿島鉄道株式会社
事例名称  かしてつ応援団
概要
 鹿島鉄道が百里基地への航空燃料輸送を中止した後、少子化・輸送数量の減少と相俟って経営難になった。その際、沿線の小川高校生を中心として「鹿島鉄道は通学の足としてなくてはならない存在」の認識のもと、「かしてつ応援団」が平成14年7月に、当初沿線の中学校・高校9校で組織され、現在15校となっている。事務局は小川高校生徒会。スローガンは「わがまちの未来へ走れ!鹿島鉄道」
取組の様子  
※かしてつ応援団のホームページはこちら
協力者・関係者
沿線中学校・高校15校生徒会
中学校:石岡・玉里・小川南・玉造・鉾田南・鉾
      田北(6校)    
高  校:石岡一・石岡二・石岡商・八郷・中央・小川
     ・玉造工・鉾田一・鉾田二(9校)
沿線中学校・高校15校生徒会
背景
 少子・高齢化等により利用者が減少し経営難になった鹿島鉄道の存続に向けて、沿線の中・高校生が署名活動等を通じて、「存続」と「公的財政支援」を訴え、地域の足としての鹿島鉄道を存続させることとなった。
内容
「かしてつ応援団」の主な取り組み内容
駅のクリーン作戦や七夕飾り、クリスマスツリー等のデコレーションを実施して利用者を増やす活動を行なう。
列車本数を増やす、テレビ・映画の撮影場所を提供する等、鹿島鉄道・自治体に対して提案活動を行なう。
新たに結成された鹿島鉄道支援会議に参加し、自治体や市民と共同活動を行なう。

鉄道事業者、沿線自治体の概要
事業形態   :第一種鉄道事業者
営業キロ   :27.2km
輸送人員(平成14年度):903千人
主な沿線自治体及び人口(平成15年3月末):石岡市 53,227人、玉造町 14,005人、鉾田町 29,211人
効果
 少子・高齢化等の影響で利用者の減少が止まらない状況の中で、生徒たちが鉄道へ関心を持ち、生活の足となっていることを実感してPRに努めていくことは鉄道利用需要向上への喚起になると考えられる。
成功(失敗)理由
 中学生・高校生たちが鹿島鉄道の存続を考えることにとどまらず、署名活動を行なって、鹿島鉄道存続のための公的支援を求める陳情書を提出した後も、中学生・高校生たちが利用促進の取り組みに参加していること。
お問い合わせ先  関東運輸局