「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」について 1.設置趣旨 JR日暮里駅(令和2年1月)、JR阿佐ヶ谷駅(同年7月)などにおいて視覚障害者がホームから転落する痛ましい事故が続いている。 転落事故を防ぐためにはホームドアの整備が有効だが、整備に多くの時間や費用を要することや、構造等の要因で整備が困難なホームもあることから、 ホームドアによらない転落防止対策が喫緊の課題となっている。 このため、ホームドアの設置を引き続き推進するとともに、ホームドアが整備されていない駅ホームにおいて、ITやセンシング技術等を積極的に活用し、 駅係員のみならず鉄道利用者による協力も視野に入れて、視覚障害者の方々に駅ホームを安全に利用いただくための対策についての検討を行うことを目的とする。 2.検討内容 ・新技術を活用した転落等防止対策 ・実際のホームや車両を用いた歩行訓練 ・周囲の鉄道利用者による協力 ・ホームからの転落原因等に関する調査実施体制の整備 等 3.検討会メンバー 視覚障害者団体・支援団体、学識経験者、鉄道事業者、国土交通省(オブザーバー厚生労働省) ※視覚障害者団体・支援団体:日本視覚障害者団体連合/東京都盲人福祉協会/日本弱視者ネットワーク/日本網膜色素変性症協会/日本歩行訓練士会/日本盲導犬協会 4.スケジュール 第1回検討会 令和2年10月9日 ・視覚障害者転落事例に関する講演(成蹊大学大倉名誉教授) 等 第2回検討会 令和2年11月9日 ・新技術を活用した転落防止対策等(7件)に関するヒアリング 等 第3回検討会 令和2年12月11日 ・駅ホームにおける視覚障害者の歩行訓練について 等 第4回検討会 令和3年2月12日 ・転落に関するアンケート及びヒアリング結果について 等 第5回検討会 令和3年2月26日 ・新技術を活用した転落防止対策等に関するフォローアップ 等 第6回検討会 令和3年3月12日 ・ホームドアによらない転落防止対策の考え方について 等 第7回検討会 令和3年3月26日 ・とりまとめに向けた意見交換 等 【中間報告公表 令和3年7月2日】 第8回検討会 令和3年9月2日 ・中間報告を踏まえた今後の検討の進め方について 等 第9回検討会 令和3年11月18日 ・視覚障害者の転落事故調査の進め方について 等 第10回検討会 令和4年2月24日 ・長軸方向の安全な歩行経路を示す方法について 等 第11回検討会 令和4年6月16日 ・ホームや車両を活用した歩行訓練の実施体制について 等 第12回検討会 令和5年6月20日 ・鉄道における歩行訓練の実施について 等