今般の緊急事態宣言において、夜間の外出自粛をお願いしている趣旨を踏まえて、令和3年1月20日(水)から、1都3県(埼玉・千葉・神奈川)を中心とした各鉄道において、終電時刻の繰り上げが実施されております。
利用者の皆様におかれましては、深夜時間帯を避けた利用へのご理解・ご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルスの感染リスクを低減し、安心して鉄道をご利用いただけるよう、国土交通省と各鉄道事業者とが協力して対策に取り組んでおります。利用者のみなさまにおかれましても、
1) マスクを着用し、会話は控えめにしていただく
2) 車内換気へのご理解・ご協力をいただく
3) 混雑を避けた時間帯・車両をご利用いただく
といったコロナ時代の新たな利用スタイルの実践にご協力をお願いいたします。
≫鉄道を安心してご利用いただくためのお客様への3つのお願い(JPG形式) (PDF形式)
首都圏及び関西圏の主なターミナル駅の利用状況の推移を掲載し、テレワークや時差通勤等により、ピーク時間帯の混雑がどれだけ減少しているかを参考にしていただいております。
鉄道路線ごとの詳細な混雑状況は、各鉄道事業者のホームページ等にてお知らせしております。ご利用の路線についてご確認いただき、できる限り混雑時間帯を避けて乗車されるようお願いします。
〇 新幹線車両や特急車両などについては、換気装置により換気が行われています。また通勤型車両については、窓開け、換気装置、駅でのドア開放により換気が行われています。
(1)車両換気については、窓を閉めた状態でも強制換気できるような車両改良や車内換気の定量的な効果についての研究機関による調査研究が行われています。
(2)車内のウイルス抑制のため、空気清浄※や消毒・抗菌※等が行われています。
※ 鉄道車両等の空間における新型コロナウイルスの抑制効果については、現時点では確認できていない。
【鉄道総合技術研究所による研究概要】(令和2年10月現在)
〇窓開けのみによる換気であっても、標準的な通勤型車両(速度約70km/h)において、窓を10cm程度開けて走行した場合、
・空車(乗車率0%)では、車内の空気は概ね5~6分程度で入れ替わる(令和2年6月公表)
・混雑度(乗車率)が高くなった場合であっても、換気量はほぼ変わらない
と試算されています。
〇窓開けに加えて、車内の空調装置(強制換気あり)を併用した場合においては、換気がさらに促進され、車内の空気は概ね2~3分程度で入れ替わる(空車時)と試算されています。
※今後、列車の加減速を考慮した換気効果などについて検討する予定。
令和2年6月の公表資料はこちら
鉄道においては、新型コロナウイルスの感染リスクを低減し、利用者のみなさまの安心安全につなげるため、「新しい生活様式」の実践に向け、鉄道事業者や各事業者団体で構成する「鉄道連絡会」において、専門家の知見も踏まえ「鉄軌道事業における新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン」を作成し、感染症対策の取組を進めています。
各鉄道事業者の感染症対策の取組状況については、それぞれのホームページ等においてお知らせしています。リンク集も掲載していますのでご参照下さい。
窓開けの実施状況
・空調装置等による換気が可能な場合には、当該装置により換気を実施
・それ以外の車両については、窓開けを含めて適切な換気の実施
・利用者に対して、換気の実施状況等を周知