日本の水資源−国土交通省 水管理・国土保全局 水資源部
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日本の水収支

利用可能な水の量

わが国の年間の降水量は約6,400億m3(約六千四百億立方メートル)(1981年から2010年までの30年間の平均値)ですが、その内約2,300億m3(約二千三百億立方メートル)(36%) は蒸発散してしまいます。 残りの約4,100億m3(約四千一百億立方メートル) は理論上人間が最大限利用可能な量であり、これを水資源賦存量といいます。降水量が少ない年では、水資源賦存量は減少し、10年に1回程度発生する渇水年では約2,800億m3(約二千七百億立方メートル) となっています。

実際に使用している水量は、2011年の取水量ベースで年間約809億m3(約八百九億立方メートル) であり、平均的な水資源賦存量の約20%に相当します。この比率を水資源使用率といいます。使用されない3,000 億m3(三千億立方メートル) 以上の水は洪水などになって海へ流出したり、地下水として貯えられています。

図−日本の水資源賦存量と使用量

水の用途別の使用量

水の用途別の使用状況(2011年)は、農業用水が約544億m3(約五百四十四億立方メートル) で全体の約67%、工業用水が約113億m3(約百十三億立方メートル)で全体の約14%、生活用水が約152億m3(約百五十二億立方メートル) で約19%となっています。日本の水資源使用率を地域別に見ると、大都市が集中する関東、近畿で高い値となっています。

河川水利用と地下水利用

また、使用される約809億m3(約 八百九億立方メートル) のうち、約717億m3(約七百十七億立方メートル)(約89%)は河川及び湖沼から取水され、約92億m3(約 九十二億立方メートル)(約11%)は地下水から取水されています。


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作成日:平成15年7月4日/最終更新日:平成26年8月1日