平成22年における我が国の水使用実績(取水量ベース)は約809億m3/年(年間約八百九億立方メートル)
生活用水約152億m3(約
百五十二億立方メートル)、工業用水約113億m3(約百十三億立方メートル)、農業用水約544億m3(約五百四十四億立方メートル)
(公益事業や消・流雪などのために使用された水量は含まない)
図−全国の水使用量
家庭で使用される水を家庭用水、オフィス、ホテル、飲食店等で使用される水を都市活動用水といい、これらをあわせて生活用水と呼んでいます。
生活用水の一人一日当たり使用量は水洗便所の普及などの生活様式の変化に伴い1965年から2000年までの間に約2倍に増加し、この間の人口の増加や経 済活動の拡大とあいまって、生活用水の使用量は約3倍に増加しましたが、1998年頃をピークに緩やかに減少傾向になっています。
家庭用水の使い方は、トイレ(約28%)、風呂(約24%)、炊事(約23%)、洗濯(約16%)といった洗浄を目的とするものが大部分を占めてい
ます。
工業用水は製造業などの産業活動に供給される水で、原料用、製品処理・洗浄用、ボイラー用、冷却用などに使用されています。
使用量には、一度使用した水を回収して再利用している水量が含まれており、使用量全体の中で、回収利用している水量が占める割合を回収率と呼んでい ます。
工業用水の使用量は1965年から2000年までの間に約3倍に増加しましたが、回収利用が進んだため、新たに河川等から取水することが必要となる
水量(補給量といいます)は1973年をピークに漸減しています。
作成日:平成15年7月4日/最終更新日:平成26年8月1日