平成8年版「日本の水資源」
−水資源の有効利用− について
1.目的
- 我が国の水需給の現況、水資源開発の現況、今後の課題等について総合的に取りまとめ。
- 広く一般に水資源の実態についてより良く理解してもらうことと、今後の水資源行政の基礎資料とすることが目的。
2.経緯
- 毎年8月1日の「水の日」及びこの日を初日とする「水の週間」に併せて公表。
- 昭和58年の第1回目以来、8年版で14回目。
(水の日は昭和52年5月31日の閣議了解に基づき制定されたもの。)
3.8年版のポイント
- 昭和40年頃からの少雨の多発に加え、平成6年列島渇水に代表される渇水が全国的に頻発しているように、渇水に対する安全度の低下している地域が出現していると考えられる。
- 第1編を「水資源の有効利用」として、供給・利用段階及び水源段階のそれぞれ平常時、渇水時における水の有効利用のための今後の取組についてとりまとめた。
- 渇水のない豊かで潤いのある社会を形成していくには、
(1)量・質一体となった水資源の安定的確保
(2)渇水に対する安全性の確保
(3)水資源の総合的管理
(4)地球環境の変化に対する対応
(5)新しい水活用社会の形成
などの課題に取り組む必要がある。
- このため健全な水循環の形成を通じて、水資源と人間活動の良好な関係を維持・増進することが必要であり、従来の取組に加えて、水循環をまとまりとした総合的な視点で取り組んでいくことが必要である。
第1編 水資源の有効利用
第2編 主なポイント
問合せ先:国土交通省水資源部水資源調査室
(電話)03-5253-8390 (FAX)03-5253-1582
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