● 岡山城や後楽園等の史跡と水を活かしたまちづくりの展開

● 岡山市環境基本計画、岡山市環境保全条例に基づく、
  市民、企業、行政の協働による環境づくり活動の推進

● 国の天然記念物のアユモドキ、
  種の保存法指定種のスイゲンゼニタナゴなどが
  生息する豊かな水辺の自然環境の保全


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岡山市の大きな特徴として、水辺の多様性と水辺への近さをあげることができます。

市域には、中国山地や吉備高原を源とする河川群が集中し、平地部には網の目のような水路網、吉備高原の1,000を超えるため池、児島湖、児島湾、旭川ダム湖など様々な表情の水辺が存在しています。

そして、これらの水辺は、吉備の穴海(あなのうみ)を囲んで栄えた古代吉備文化以来、城下町の形成、干拓による新田開発、川舟による水運などを通じて、岡山や、西大寺、福渡などの町の形成や人々の生活と深くかかわってきました。

現在でも、市街地周辺の広大な農地は、江戸時代以前より確立されてきた農業用水の供給システムにより維持されていますが、それは市街地内の豊かな水空間の形成に貢献しています。

これら近世に築かれた水利に関する土木遺産は、『近世岡山の文化・土木遺産群 −岡山藩郡代津田永忠の事績−』として、ユネスコの世界遺産条約にもとづく世界遺産一覧表への登録を目指しています。

次に、市内中心部の近くでも国の天然記念物のアユモドキや種の保存法の指定種であるスイゲンゼニタナゴ、ゲンジ・ヘイケボタルが生息しているなど、市内の水辺は、魅力的な親水空間として、あるいは生産の場として、市民文化と深く関わるとともに、水生生物の生息空間としなってきました。本市では、市内中心部を流下する水路等の水辺景観整備、水辺を活かした環境計画の策定やホタルの里事業、エコミュージアムモデル事業などを行い、水辺環境の保全と水に親しめる都市環境の創造を目指してきました。平成18年度から、環境保全条例に基づく自然環境保全地区における環境配慮届の提出が始まるなど、自然保護施策が強化されました。

平成13年度からは、環境保全条例に基づき、市民、企業、行政の協働による環境保全活動を推進する「環境パートナーシップ事業」を開始し、多くの市民、企業の方が参加されています。また、平成17年6月に国連大学から「持続可能な開発のための教育(ESD)に関する地域拠点(RCE)」に認定され、ESDの推進による持続可能な地域づくりに取り組んでいます。

さらに、本市では、市民活動も盛んで、市民団体による休耕田でのアユモドキの保護増殖活動、「京橋朝市」や「百間川ふれあいフェスティバル」などの市民主導型のイベント開催、公民館や地域づくりの活動における身近な水辺を再発見する活動が盛んです。

また、旭川、吉井川を軸に市域をこえた流域連携の取り組みも行われています。一方、旭川土手の桜並木にちなんだ「さくらカーニバル」、「桃太郎まつり納涼花火大会」などの大規模イベントも行われています。

今後、岡山の特色ある水辺、及び、豊かな自然環境の保全のため、市民、企業、行政が協働し、水辺の環境保全、水辺を活かしたまちづくり活動を継続してまいります。

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◆ まちのみどころ

・ 後楽園 ・ 岡山城

・ カルチャーゾーン
  (岡山市立オリエント美術館、夢二郷土美術館、
     岡山県立美術館、林原美術館ほか)

・ 吉備路
  (吉備津神社 ・ 最上稲荷 ・ 造山古墳ほか)

・ 足守(足守街並み保存地区ほか)

・ 西川緑道公園 ・ 半田山植物園

・ 金甲山 ・ 西大寺観音院 ・ 犬島

・ 建部(八幡温泉 ・
     環境学習センターめだかの学校ほか)

 



 


◆◆ 水にかかわる祭り・イベント

・ 百間川ふれあいフェスティバル(4月)

・ ホタル祭り(5月,6月)

・ 亀岩宮満潮祭(旧暦6月15日)

・ 旭川遠泳大会(7月)

・ おかやま桃太郎祭り納涼花火大会(8月)

・ 吉井川フェスティバル(夏)

・ 竜泉寺水まつり(8月)

・ 京橋朝市(毎月第1日曜日)

・ 児島湖環境保全推進月間(9月)

・ 西川緑道祭り

 

 


◆◆◆ 水にかかわる特産品

・ 内海の鮮魚や珍味
  (ママカリの酢漬け、塩蒸し鯛、サワラ料理)

・ ふな飯 ・ 川魚(ハエ(オイカワ)の甘露煮など)

・ 果物や農産物
  (マスカット、ピオーネ、白桃、メロン、
              黄ニラ、雄町米)

・ 地酒 ・ ビール 

・ いぐさ製品

 
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◆ 主な取組み ・取組みの実施主体 ・参加者

● 旭川アドプトプログラム

・ 内容 :
河川管理者からNPO法人が受託し、旭川・百間川での環境美化活動を地域や企業によびかけて行っています。年3回の一斉清掃と個別清掃を実施しています。

・ 主体 :
NPO法人旭川を日本一美しい川に育てる会

・ 参加者 :
流域の企業、町内会、学校、各種団体など

● 淡水魚保護活動
・ 内容 :
国の天然記念物アユモドキの保護のため、NPO法人岡山淡水魚研究会が休耕田を借り上げて産卵場を確保し、地域と協力して保護増殖活動を行っています。また、種の保存法で国内希少野生生物種に指定されたスイゲンゼニタナゴの保護のため、生息地の保全活動に地域住民とともに、地元の農業高校やボランティアの有志が参加する取り組みも始まっています。

・ 主体 :
NPO法人岡山淡水魚研究会、地域町内会、農業高校など

・ 参加者 : 同上

● 身近な生きものの里づくり
・ 内容 :
ホタルをシンボルに身近な水辺環境を保全するため、地域住民の理解が得られた地域5地域を岡山市がホタルの里に指定し、各地域の保全団体が、地域の環境美化、ホタルパトロール、ホタル祭りの開催などの活動を行っています。

・ 主体 :
地域のホタルの里保全活動団体

・ 参加者 : 地域住民

● 旭川、吉井川の流域ネットワーク活動
・ 内容 :
旭川、吉井川流域の川に関心のある市民団体の連携で、上下流の情報交換、源流の碑の建立、環境学習活動、河川整備に対し市民意見を反映するための活動などを行っています。

・ 主体 :
旭川流域ネットワーク、吉井川流域ネットワーク

・ 参加者 :
流域の各市民団体、住民、河川管理者など

● 京橋朝市
・ 内容 :
かつて岡山の玄関口だった京橋付近ににぎわいを取り戻すため毎月第一日曜日に行っている朝市が恒例行事となり毎回にぎわっています。

・ 主体 :
京橋朝市実行委員会

・ 参加者 :
近隣商工関係者、まちづくり活動関係者、出展者、一般市民

● まちづくりグループや公民館を核にした各種活動
・ 内容 :
地域の身近な水辺を見直す学習活動(水辺教室や川遊び、歴史ウォークなど)や、地域の水辺の文化を復活させる活動(水路での舟遊びや伝統的な食文化の伝承など)が市内各地のまちづくり活動、自然保護団体、公民館講座で行われています。

・ 主体 :
まちづくりグループ、公民館など

・ 参加者 : 地域住民

 
 
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◆ 交通アクセス

http://www.city.okayama.okayama.jp/
shisei/office/access/index.html

◆◆ お問い合せ

    〒700-8544

    岡山県岡山市大供一丁目1番1号

    岡山市役所 環境局 環境保全課
    TEL 086-803-1284

    岡山市役所公式サイト

 
 
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