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● 歴史的農業水利施設である通潤橋の保存と活用
● 棚田や農山村の原風景の保全
● 「漁民の森」植樹やホタルを育てる会等の水環境保全活動
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矢部町(現山都町の一部)は、
熊本県の中央東部に位置し、阿蘇の南外輪山と九州山地に挟まれ、連なる丘陵と深い渓谷が織り成し、緑川や御船川の源流を発する豊かな自然に恵まれた山間地
です。
町内各地に湧水があり、町民に潤いを与えています。
しかし、かつて矢部町の南に位置する白糸台地は深い谷に囲まれ、水に乏しい畑作中心の貧しい村でした。
そこで、嘉永7年(1854年)矢部惣庄屋であった布田保之助が、上流より6qの用水路と谷を水が通る通潤橋を架けることによって水を引き、この地に
100haの棚田を開き、村の繁栄に貢献しました。150年経った今でも通潤橋は当時の姿を保ち、水の恵みのシンボルとなっています。
矢部町は農林業が盛んで、清澄な水と土壌から生産される完全有機無農薬米や高冷地野菜、花き、お茶、木材は消費者の評価をうけ、順調な出荷がなされてい
ます。
水環境保全の活動も盛んで、平成6年春には、緑川源流の内大臣地区(ないだいじんちく)で結成されている「内大臣の自然を守る会」が、下流域熊本市の「天
明水の会」と河川の源流の森と水を守ろうと、内大臣の国有林で「漁民の森」植樹を行いました。
入佐(いりさ)地区では「入佐鶴の舞ホタルを育てる会」が結成され、"ホタルの住めない所に人は住めない"を合言葉に河川の浄化とホタルの飼育に励んでい
ます。
また、水への感謝を込めて年2回の「河川の一斉清掃」を呼掛け、町民総参加で実施するなど、住民の水環境保全への関心は高く、平成6年には「美しい町づく
り条例」を制定し環境保全に努めています。
このほか、町内外の中学生が参加する「中学校愛林駅伝大会」など水と森と人間とのかかわりについて認識を新たにしています。
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◆
まちのみどころ
・ 通潤橋(国指定文化財)
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五老ヶ滝・鵜の子の滝他48滝
・ 蘇陽峡
・ 清和文楽人形
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◆◆ 水にかかわる祭り・イベント
・ 緑川の日一斉清掃(4月29日)
・ 八朔祭(9月第1土・日)
・ 中学校愛林駅伝大会(2月頃)
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◆◆◆ 水にかかわる特産品
・日本酒 ・ 茶 ・高冷地野菜
・ヤマメ ・ 有機米
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◆ 主な取組み
・ 植林及び手入れ
◆◆ 取組みの実施主体
内大臣の自然を守る会
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◆ 交通アクセス
http://www.town.yamato.kumamoto.jp/aboutyamato/access.jsp
◆◆ お問い合せ
〒861-
3592
熊本県上益城郡山都町浜町6番地
山都町役場 企画振興課
TEL 0967-72-1214
山都町役場公式サイト
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