大深度地下利用

大深度地下とは

混雑する大都市の地下

 大都市の浅い地下の利用は非常に混雑してきており、新しく設置される施設の深度は相当深くなってきています。
 下の図は東京都区内の国道下に収容されている管路の延長と東京の地下鉄におけるトンネル部の最大深度の推移を表しています。
 大都市の地下は非常に混雑してきており、設置深度も深くなってきています。

 下の左図は東京飯田橋の地下の状況ですが、非常に混雑しているのが見て分かります。また右のイメージ図は都営大江戸線の飯田橋駅~春日駅間の深さを表していますが、最大深度が49mと非常に深い地下が利用されています。

 このように大都市部の地下利用は非常に複雑かつ深くなってきているため、昭和62年頃から土地所有者等による通常の利用が行われない深い地下の利用の本格的検討が始まりました。

大深度地下の定義

 「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」における大深度地下の定義は、次の[1]または[2]のうちいずれか深い方の深さの地下です。
  [1] 地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40m以深)
  [2] 建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10m以深)
 
                        ※ここでの支持地盤とは、高層建築物の基礎杭も耐えられる地盤
                              (基礎杭が2,500kN/㎡以上の許容支持力を有する地盤)

 大深度地下についての詳しい内容は大深度地下パンフレットをご覧ください。

パンフレット掲載ページへ(クリック)

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