土地・不動産・建設業

主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~

主要都市の高度利用地地価動向報告(地価LOOKレポート)とは、主要都市の地価動向を先行的に表しやすい高度利用地等の地区について、四半期毎に地価動向を把握することにより先行的な地価動向を明らかにするものです。

調査内容
不動産鑑定士が調査対象地区の不動産市場の動向に関する情報を収集するとともに、不動産鑑定評価に準じた方法によって地価動向を把握し、その結果を国土交通省において集約する。
また、各地区の不動産関連企業、金融機関等の地元不動産関係者にヒアリングを行った結果を掲載する。

対象地域
三大都市圏、地方中心都市等において特に地価動向を把握する必要性の高い地区
東京圏35地区、大阪圏19地区、名古屋圏8地区、地方中心都市等18地区 計80地区
住宅系地区・・・高層住宅等により高度利用されている地区(22地区)
商業系地区・・・店舗、事務所等が高度に集積している地区(58地区)

令和6年第3四半期(R6.7.1~10.1)主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~
主要都市の高度利用地等における地価動向※は、利便性や住環境の優れた地区におけるマンション需要が堅調であったことに加え店舗・ホテル需要も堅調に推移したことなどにより、3期連続で住宅地及び商業地の全地区において上昇(住宅地は10 期連続、商業地は3期連続)となった。
※令和6年7月1日~10 月1日
♦特徴

  • 前回と同様、全80 地区において上昇となった。横ばい、下落の地区はなかった。
  • 変動率区分(上昇・横ばい・下落の区分)別に見ると、「上昇(3~6%)」が5地区、「上昇(0~3%)」が75 地区となった。
  • 住宅地では、10 期連続で22 地区全てにおいて上昇となった。変動率区分が「上昇(0~3%)」から「上昇(3~6%)」に移行した地区が1地区あったが、その他の地区では変動率区分に変化はなく、緩やかな上昇傾向が続いている。
  • 商業地では、3期連続で58 地区全てにおいて上昇となり、変動率区分に変化はなかった。一方で、一部には上昇傾向が落ち着きつつある地区も見られる。

♦主な要因

  • 住宅地では、利便性や住環境の優れた地区におけるマンション需要に引き続き堅調さが認められたことなどから、上昇傾向が継続した。
  • 商業地では、再開発事業の進展や国内外からの観光客の増加もあり、店舗・ホテル需要が堅調であったこと、また、オフィス需要も底堅く推移したことなどから、上昇傾向が継続した。


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お問い合わせ先

国土交通省 不動産・建設経済局 地価調査課
電話 :03-5253-8111(内線30323)
直通 :03-5253-8377

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