平成30年2月23日、石井国土交通大臣から村岡山口県知事に特定貨物輸入拠点港湾(石炭)の指定書を交付しました。徳山下松港が西日本で初めての指定となります。 |
我が国の資源・エネルギー等は、ほぼ100%を海外からの輸入に依存しており、安定的かつ安価な輸入の確保が産業の国際競争力確保や、雇用の維持・創出にとって極めて重要となっています。
国際バルク戦略港湾である徳山下松港は、石炭の輸入拠点として、港の背後圏のみならず、西日本に立地する企業の国際競争力強化等を支える重要な役割を担っています。
今回の指定により、荷役能率を上げる機械の固定資産税等の税制優遇などの支援を行うことが可能となるとともに、併せて、大型船に対応した施設整備を進めることにより、石炭輸入拠点の機能を高めてまいります。
同日18時15分から国土交通大臣室において指定書交付式を行い、石井大臣から村岡知事に対し、指定書を手交しました。当日は、徳山下松港のバルク埠頭を運営する「やまぐち港湾運営株式会社」の皆様にも出席頂きました。
石井大臣からは、『石炭輸入拠点として既に指定している東の小名浜港に加え、今回、西の徳山下松港を指定したことで、国全体として効率的かつ安定的な輸送ネットワークの形成と海上輸送コスト削減による生産性の向上が図られることを期待しています』旨のご発言がありました。
村岡知事からは、『昨年9月、やまぐち港湾運営株式会社を設立したところであり、今後は、この会社を核として、石炭の共同輸送の促進に取り組むこととしています。県としては、引き続き、関係市・関係企業と一体となって、国際バルク戦略港湾施策を推進して参ります』旨のご発言がありました。
石井大臣から村岡知事に指定書を交付
石井大臣、村岡知事、菊地港湾局長での記念撮影
関係者記念撮影