令和6年3月28日

国土交通省では、我が国の港湾に寄港するLNG燃料船に燃料を供給する拠点（LNGバンカリング拠点）を形成する取組を支援しています。 　今般、令和３年度より国の支援制度※2を活用して建造されてきた、九州・瀬戸内地域で初のLNGバンカリング船が３月２７日に竣工し、本日、入魂・引渡式が開催されました。

　IMO（国際海事機関）において、船舶からの排出ガスに関する国際的な環境規制が導入され、環境性能に優れたLNG（液化天然ガス）燃料船の導入が世界的に進展しています。
　今般、竣工したLNGバンカリング船「KEYS Azalea」は、九州・瀬戸内地域のLNG基地とともにLNGバンカリング拠点を形成することになり、これにより同地域の港湾にLNG燃料船が寄港可能な環境が構築されることになります。
　なお、このLNGバンカリング船は、令和２年に竣工した伊勢湾・三河湾のLNGバンカリング船に続き、我が国で２隻目となります。
　　※１　LNGバンカリング船：ＬＮＧ燃料船へＬＮＧ燃料を供給する船舶
　　※２　LNGバンカリング拠点形成支援事業：ＬＮＧバンカリング船の建造費用やLNGバンカリング船へLNGを供給するための施設の整備費用を補助(補助率１／３)

＜九州・瀬戸内においてLNGバンカリング事業を行う事業者＞
KEYS Bunkering West Japan株式会社
（株主：九州電力株式会社、日本郵船株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、西部ガス株式会社）

＜竣工したLNGバンカリング船「KEYS Azalea」＞　※別紙参照

（写真提供：KEYS Bunkering West Japan 株式会社）

＜LNGバンカリング船の諸元＞

船名	KEYS Azalea（キーズ　アザレア）
LNG積載可能容量	３，５００㎥
総トン数	４，７４４ｔ
全長	８２．４ｍ
全幅	１８．２ｍ
喫水	４．８ｍ