報道・広報

港湾技術パイロット事業の検証対象とする技術及び実施フィールドを選定(第3弾)
~袋詰根固材を活用した洗掘防止対策【高知港海岸津波防波堤(種崎側)】~

令和6年3月15日

 国土交通省港湾局では、有用であるにも関わらず、まだ港湾事業等で活用されていない技術を積極的に活用するため、港湾技術パイロット事業委員会の事前評価結果をもとに、港湾技術パイロット事業として、“袋詰根固材を活用した洗掘防止対策(実施フィールド:高知港海岸津波防波堤(種崎側))”を選定しました。

 令和6年2月22日に開催した第5回港湾技術パイロット事業委員会の事前評価結果をもとに、港湾技術パイロット事業の検証対象とする技術及び実施フィールドを以下のとおり選定しました。

○検証技術:袋詰根固材を活用した洗掘防止対策【別紙1参照】
○実施フィールド:高知港海岸津波防波堤(種崎側)
○概 要
  • 防波堤の津波に対する洗掘防止対策においては、洗掘防止マットおよび被覆ブロックを設置する工法が一般的ですが、高知港海岸津波防波堤のように津波流速が速い箇所等では極めて大型の被覆ブロック等の設置が必要になります。
  • 袋詰根固材※を導入することで、一般的な工法に比べ、短期間で容易に製作・設置が可能になるとともに、津波来襲時においては、袋詰根固材を連結することで海底地盤の変状に追随可能となり、洗掘防止効果の向上が期待されます。
  • 本事業では、袋詰根固材を津波防波堤の洗掘防止対策として初めて適用し、実証試験やモニタリングにより、施工性や耐久性等を確認・評価することで、設計・施工方法等の確立を目指します。
  ※:合成繊維を使用した網状の袋材に割栗石等の中詰め材を充填した袋体のこと

 今後は、港湾技術パイロット事業委員会における事後評価等のフォローアップを行い、港湾事業等への幅広い普及を図ります。

(参考)港湾技術パイロット事業を通じた新技術の導入促進【別紙2参照】
    港湾技術パイロット事業委員会 委員名簿【別紙3参照】
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省港湾局技術企画課技術監理室 井村、安原
TEL:03-5253-8111 (内線46635、46615) 直通 03-5253-8681

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る