都市交通調査は、我が国の都市作りや交通政策の根幹を支えてきた調査であり、人の移動を包括的に捉えるパーソントリップ調査を含む総合都市交通体系調査というパッケージとして設計、実施され、その成果は様々な実態把握や分析、交通施設整備の検討等に活用されてきました。
一方、近年の社会経済の動向、個人の嗜好の多様化、ICTの進展等により、都市や交通を取り巻く状況は大きく変化しました。パーソントリップ調査についても、取得したデータを幅広く活用していくことが期待され、オープンデータ化への対応が必要となっています。
こうしたことから、令和3年11月に「新たな都市交通調査体系のあり方に関する検討会(座長:谷口守筑波大学教授)により検討を行い、その議論を踏まえて「総合都市交通体系調査の手引き(案)(平成19年9月)」を改訂し、標準的な手法や新しいアプローチ、留意点等をとりまとめた「都市交通調査ガイダンス」を策定しました。
目次
概説
1.ガイダンスの目的
2.ガイダンスの位置づけ
3.全体構成
4.都市交通調査とパーソントリップ調査
第1部 導入編
1.都市交通調査を取り巻く状況
2.都市交通調査の展開
3.都市交通調査の流れ
第2部 調査編
1.都市交通調査の調査体系の構築
2.パーソントリップ調査の設計
3.パーソントリップ調査の準備・実施
4.パーソントリップ調査データの整備
5.パーソントリップ調査データの基本設計
6.データの公表・提供
第3部 活用編
1.計画・施策検討と都市交通調査
2.都市交通の現状理解と将来展望
3.計画・施策・取組みへの活用
4.シミュレーション
合わせて、今後各都市圏において都市交通調査を実施・管理するにあたり、その支援ツールとして、調査配布物のサンプルやマニュアルの一例、標準的なデータレイアウト、オンライン用の回答システム等を作成し、以下の都市計画調査プラットフォームにおいて公開いたしました。
なお、調査票や調査配布物のオリジナルデータ、回答システム等について利用を希望される場合は、当該ページ内のお問い合わせ先までご連絡ください。
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調査支援ツールはこちら(都市交通調査プラットフォームへ)
ツール一覧
調査の企画・設計全般
1.調査項目及びデータの標準的な仕様 解説書
2.マスターデータレイアウトの標準的な仕様
抽出・名簿作成支援
1.抽出・対象世帯名簿マニュアル作成のポイント
調査の実施・管理支援
1.調査票サンプル
・世帯票
・個人票
・記入のしかた
2.調査物件サンプル
・挨拶状
・送付封筒
・返信封筒
3.調査実施・管理マニュアル作成のポイント
4.Web調査システム
データ作成支援
1.エディティングマニュアル作成のポイント
2.コーディングマニュアル作成のポイント
3.データ作成マニュアル作成のポイント
4.エラーチェックシステム
総合都市交通体系調査の手引き(案) →都市交通調査ガイダンスに改訂(令和6年6月)
第II部 総合都市交通体系調査の実施方法(136KB)
- 第1章 総合都市交通体系調査の企画・準備
- 第2章 実態調査等
- 第3章 現況分析
- 第4章 都市交通マスタープランの立案
- 第5章 予測評価手法
- 第6章 提案した計画・施策の達成に向けた取り組み
- 第7章 パーソントリップ調査データの活用
- 国土交通省都市局都市計画課都市計画調査室
- 電話 :(03)5253-8111
- 直通 :03-5253-8411
- ファックス :03-5253-1590