建設業で働く高齢者の大量離職が見込まれる中、担い手確保と生産性向上が極めて重要な課題となっており、入職促進・就労継続等のため、就職活動を行う若者や技能労働者等に対し様々なキャリアパスを提示することが、有効な対策と考えられます。
また、限られた人材を効率的に活用できる環境の整備を図るために、マルチクラフター(多能工)の育成や活用事例のグッドプラクティスの水平展開を図ることも必要とされています。
これらのことから、平成28年7月、建設産業担い手確保・育成コンソーシアム(※)の下に、「キャリアパスモデル見える化検討会」を設置し、有識者や実務に精通した関係者を交えて、建設業で働く技能労働者のキャリアパスモデルやマルチクラフターの育成・活用の見える化等について、検討を行いました。
(※)建設産業団体、関係行政機関、職業訓練校、教育機関等により構成
検討会においては、次の議題を中心に検討しました。
● 技能労働者と技術者、経営者間のシームレスなキャリアパスモデルの構築
● 高齢者のシームレスなキャリアパスの構築
● 複合工(多能工)-マルチクラフターの育成や活用事例の水平展開
<委員>
沖 哲也 株式会社 サンオキ 社長
※蟹澤 宏剛 芝浦工業大学 工学部 建築工学科 教授
菅井 文明 職業訓練法人 全国建設産業教育訓練協会
富士教育訓練センター 専務理事
竹延 幸雄 株式会社 KMユナイテッド社長
降籏 達生 ハタコンサルタント株式会社社長
(五十音順・敬称略)※座長
<事務局>
一般財団法人 建設業振興基金
国土交通省土地・建設産業局 建設市場整備課