事例番号
013
市区町村(地区)
黒石市(中町地区)
タイトル
「こみせ」によるまち再生
1. 背景
「こみせ」と呼ばれる木製のアーケードが徐々に減少、「こみせ」が失われるにつれて人々はその歴史的、伝統的価値を再認識するようになってきた。
2. 目標
「こみせ」が輝き、「真の豊かさ」を実感できる街 −こみせを核としたまちづくり−
3. 取り組みの体制
地元住民、商店主、黒石市が中心。その活動の核になっているのがTMO「津軽こみせ株式会社」。青森県、弘前大学、国も活動を支援。
4. 具体策
・マンション開発予定の旧家を地元有志が取得、津軽こみせ株式会社を設立 ・こみせの保存運動、飲食・物販「こみせ会館」運営、津軽三味線演奏、伝統芸能の後継者育成、「かぐじ」(裏地)の広場等の活用
5. 特徴的手法
・歴史的建築物・空間である「こみせ」と「かぐじ」を街並み形成の重要な要素として保存 ・それを津軽三味線という伝統文化のソフトと組み合わせて活用 ・TMOによるオリジナル商品の開発等
6. 課題
・中心市街地に住む人々を増加させていくこと (住む人々の日常生活を支える諸サービス充実など) ・TMO津軽こみせ株式会社は、伝統芸能の後継者育成プログラムを休止するなど活動の転換期