事例番号
014
市区町村(地区)
遠野市
タイトル
「永遠の日本のふるさと」を目指して
1. 背景
グリーン・ツーリズムやエコ・ツーリズムを推進してきたが宿泊観光客数が近年伸び悩んでいる。また、今後耕作放棄地が増えて遠野らしい風景が失われることが懸念されている。そのため、遠野市は新たな産業を興すことと観光産業の新たな展開を図ることとを重要な政策課題として掲げた。
2. 目標
・「ぬくもり」と「もてなし」の心でつくる遠野ツーリズムの推進 ・「おもしろさ」と「やる気」を感じる新たな起業の促進
3. 取り組みの体制
遠野市と遠野商工会が中心、岩手県が支援
4. 具体策
・地域産業振興の企画立案と支援をおこなう「総合産業振興センター」を行政と民間が共同設立(プロジェクト10件程度は近々事業・会社として立ち上がる予定) (センターの業務は現在は市産業振興課に移行) ・起業等における資金的支援のための「遠野ふるさと再生基金」の設立 ・「どぶろく特区」 ・企業等の農業参入(特区制度) ・市民農園
5. 特徴的手法
地域資源を活用し、地域の人々が自ら活動するという地域に根差した経済活動の拡大を多面的に図っていること
6. 課題
・どぶろく特区については、お土産への活動の拡大と新たな事業展開へのステップアップが課題 ・企業等の農業参入については、異業種からの参入という事情もあり、野菜栽培事業が軌道に乗っておらず、規模拡大などの戦略展開が今後の課題