事例番号
025
市区町村(地区)
鶴岡市
タイトル
コンパクトシティの計画と実践
1. 背景
市街地のスプロールに伴う中心部の空洞化に対処するため、鶴岡市では住民参画のもと、都市計画マスタープランの策定プロセスを通じてコンパクトシティのコンセプトを確立、都市計画の見直し(線引きの導入)、病院の中心市街地内での移転等さまざまな対策を展開
2. 目標
「人が集まるまち」「住み続けられるまち」「ダイナミックな商店街」 (中期目標として「都市機能の中心市街地集中とコンパクトな市街地の形成」等)
3. 取り組みの体制
・都市計画マスタープラン策定は市が中心となりつつも市民主体で議論・意思決定、専門家や学生がサポート ・個々の事業は市が国、県、慶應義塾大学、市民、事業者の協力を得ながら実施
4. 具体策
・都市計画マスタープランの策定(市民主体で議論、線引き導入等合意) ・都市計画見直しによる線引きの導入 ・鶴岡市立荘内病院の中心市街地内での移転 ・病院跡地への合同庁舎の誘致(計画)等 ・教育・研究施設等の整備(鶴岡タウンキャンパス等) ・景観形成(高度地区の導入等)
5. 特徴的手法
・コンパクトシティのコンセプトの形成にあたって徹底した住民参加実施 ・住民参加時に大学研究室が支援 ・コンパクトシティを実現するための様々な事業を市民参加の基で積極的、多面的に展開
6. 課題
・コンパクトシティ形成の理念と具体的な事業の展開との結び付きを引き続き確認していくこと ・線引きを引き続き適切に運用していくこと